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2010-03-24

九州チャレンジ!

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3月21日(日)は、熊本県熊本市において「第13回九州チャレンジ陸上競技選手権大会(障害者陸上)」が開催されました。ご存知のとおり、この日の都内は大荒れの天候となり、荒川市民マラソン大会が中止になるなど、たいへんな一日でしたが、熊本県は晴天に恵まれ絶好のコンディションとなりました。

また、来年の1月には、ニュージーランドでIPC世界陸上競技選手権大会が開催されます。そして、今回の九州チャレンジは、その世界陸上に参加するための標準記録突破が承認(※)される大会です。※IPC公認大会

ところで、障害者の陸上競技大会は、一般の大会と違い、障害の種類や程度によるクラス分けや特別なルールが適用されます。そのため一般の大会に出場し、標準記録を突破しても原則として公認されません。それは、障害者の世界陸上を目指す選手にとっては、記録を狙える大会が極端に少なくなることでもあり、少ない大会に調子を合わせるピーキングが、より重要になることでもあります。

さて、今大会には、弱視の岡村、堀越、加治佐選手の3名が1万メートルの標準記録突破を目指して参戦しました。特に、岡村選手と堀越選手は、非公式ながら2週間前の10kロードレース大会でA標準記録である32分20秒を突破しており、大いに期待がかかります。

そして11時50分、6名の視覚障害者選手が記録を目指してスタートしました。その直後から堀越選手が先頭に立ち、岡村選手がピッタリと付いていく、マッチレースとなりました。ペースも1kを3分10秒前後と32分20秒突破を意識した設定どおりの流れです。その後、4千メートル付近でペースが若干落ちると、今度は岡村選手が先頭に立ち、ペースを維持しました。

しかし、好調をキープしてきた堀越選手は、その直後から少しずつ遅れだし、岡村選手が5千メートルを15分57秒で通過すると、完全に独走態勢となりました。ところが、A標準記録を突破するための通過タイムとすれば理想的ですが、予定より早い段階での独走は想定外です。つまり、後半の5千メートルを独走でペースメークしていくことは、かなり厳しい状況とも言えます。

だが、マラソンランナーである岡村選手の真骨頂はここからでした。何度も落ちかけたラップタイムを都度立て直し、残り千メートルは更に粘り抜き、「31分57秒24」の堂々たるA標準突破記録でゴールしたのです。それは同時に、後半の落ち込みをわずか3秒にくい止めたその粘りは、世界と十分に戦えることの証明でもありました。

一方で、残念ながらA標準記録に届かなかった堀越選手と加治佐選手も、粘りのある走りを最後まで見せてくれました。それは、ここまでともに切磋琢磨してきた仲間たちへの熱いメッセージとなったに違いありません・・・。

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