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2010-05-27

再びトレーニング計画・7

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年間を通じて10kより短い距離のレースを敬遠傾向にある市民ランナーは意外に多く、マラソンの記録が停滞するひとつの原因になっているのでは?

それは、燃料タンク(スタミナ)の容量を大きくするためのトレーニングやレースが中心となり、排気量(心肺機能)をアップさせることが疎かになっているから?

以上のような話しを前回しました。では、10kより短い距離のレースを走ることはマラソンと、どんな点が違うのでしょうか?・・・幾つか思いつく点を書き出してみます。

◆1).スタートから速いペースで走りだす(手足を素早く大きく動かす)。◆2).脚にダメージがくる前に、前半から心臓がバクバクして苦しくなってくる(呼吸が「ゼーゼーハーハー」となる)。◆3).後半は手足がしびれたような感覚も出てきて、うまく動かせなくなってくる(乳酸が蓄積されてくる)。・・・以上のように大きく三つのことが直ぐに思いつきますが、皆さんはいかがでしょうか?

もちろん、ゆっくり長く走り続けても上記のような状況になることは、ほとんどありません。むしろ、ゆっくり長く走るトレーニングが中心になっている人の多くは、短い距離のレースを走っても上記のような状況を体感できない人もいます。別の見方をするなら、呼吸が苦しくなる状態まで手足を動かすこと(追込むこと)が、できないとも言えます。また、走る距離を短くしていってもそのペースは、常にマラソンと同じになってしまう人も意外と多く見受けられます。

実は、それらのことがマラソンの記録を停滞させる大きな原因のひとつなのです。つまり、スピードが無いのではなく、「スピードの出し方を身体が覚えていない」のです。そこでこのスピード養成期は、短い距離のレースを積極的に走ることで、スピードを上げて走ること(追込むおと)を体感し、その動きを覚えるのと同時に心肺機能もより高めることを目的としていきます(単に短い距離の記録更新を目指すのではありません)。

短い距離のレースを積極的に走ることとは即ち、◆4).手足を大きく素早く動かすことで、逆にランニングフォームの改善と安定につながる。◆5).ゼーゼーハーハーと苦しむことで、心肺機能の強化につながる。◆6).手足がしびれるような状態から更に頑張るので、乳酸に対する緩衝能力が高まり、持久力のアップにつながる。※専門的な話しは割愛します。

スピード養成としてとらえた短い距離のレースは、マラソンのようにペース配分や設定ペースを細かく考えるより、スタートから積極的にスピードを上げて走ることが重要なポイントのひとつなのです。

つづく。

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