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2013-05-08

絆・7

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【絆・7】毎年恒例のGWも終わりましたが、計画どおりの走り込みや出場した大会では、目標を達成することはできたでしょうか?

さて、こちらも毎年恒例となりました、日本盲人マラソン協会主催の強化合宿を千葉県富津市において開催しました。今年は、初の女子強化指定選手も参加し、総勢32名と過去最大規模の強化合宿となりました。

はじめに、その強化合宿で実施したトレーニング内容を記載します。

◆5月3日(1日目):午後/ドーピング講習会(JADA)、120分LSD+1k走(全力)。◆5月4日(2日目):早朝/各自フリー、午前/30k走、午後/グループ討議(トレーニング方法等について)、90分LSD+1k走(全力)。◆5月5日(3日目):早朝/各自フリー、午前/400m×20本、午後:解散。

以上のような内容ですが、実施内容については、毎年大きく変わることはありません。淡々と毎年継続している内容です。昨年のロンドンパラリンピックで銅メダルを獲得した全盲の和田選手もこのトレーニング内容で、地道に力を付けてきました。特に、2日目は1日の走行距離だけで、60kを軽くこえる内容です。

今回の合宿では、成長著しい全盲の谷口選手も和田選手と同じグループで、同じ設定タイムで、同じ距離をパーフェクトに実施しました。また、弱視の岡村選手も元気な走りを取り戻し、久々に充実した様子を見ることができました。

一方、初参加の女子選手たちですが、合宿前はトレーニング内容や他選手とのコミュニケーション等に対し、不安を持っている選手もいました。しかし、合宿先の富津に集合し、一緒に切磋琢磨していく中で、表情や走りも自信に満ちた様子に変わっていきました。

今回、参加した女子選手たちの中に、その傾向の強い人もいましたが、一般の市民ランナーの中にも、情報過多になっているランナーは意外と多いと感じます。具体的には、トレーニング方法や食事、更には調整方法等に関する知識は豊富なのですが、自分自身の身体にその知識を落とし込んで、常に的確な設定タイムや距離を導き出すことがうまくできず、故障や怪我を繰り返すパターンに陥っているケースです。

もちろん、理論や知識を学ぶことは大切です。しかし、マラソンを攻略していく上で最も重要な要素は、自分自身が経験したマラソンや日々のトレーニングでの成功体験です。そして、その成功体験に最も近い理論やトレーニング方法を実践している人やチームこそが、実は自分自身に最も適した理論であり、トレーニング方法とも言えるのです。

また、いつの時代も口で言うのは簡単です。特に、マラソンについては、相応の手間と時間が必ず伴います。今回、初参加した女子選手たちも、これまで同様、地道な走り込みを継続していってほしいと、心から願っております。

つづく。

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