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2013-09-04

夏合宿・5

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【夏合宿・5】今回も前回に引き続き、「良いトレーニング」についてのポイントを考えていきます。

はじめに、1泊から3泊程度の短期合宿は、あれもしたい、これもしたと、欲を出して詰め込んだトレーニング計画になる傾向が強くなります。更に、合宿に参加するメンバーの走力や体力を考慮せず、理想や知識ばかりが前面に出てしまい、気が付いたら「凄い(無謀な)トレーニング」に陥ってしまうケースも後を絶ちません。

このように、短期合宿は様々なトレーニングを一気に実施しようとするには、時間が足りません。しかし、ほとんどの市民ランナーは、出勤前の早朝や、仕事の終わった後の少ない時間を活用して、日々のランニングを継続しています。したがって、たとえ1泊としてもランニング漬の生活は、願ったり叶ったりに違いありません。つまり、夏の短期合宿は、ポイントを絞ってじっくりと走り込むには十分な時間を確保できます。

次に、短期合宿の場合、合宿会場に移動した後、直ぐにトレーニングを開始することになります。特に、この移動については、ほとんどの方が多くの時間を要するため、慌ただしくなるのと、目に見えない負担として心身へのストレスも大きくなります。しかし、この移動も捉え方によっては、良いトレーニングに結びつけることができます。

実は、マラソン大会に出場する際、休日の取得や宿泊費等の負担をできるだけ少なくするため、多くの方は日帰りでの参加をします。その結果、日頃経験しない長時間の移動が、高い確率で伴います。場合によっては、渋滞や交通機関の混乱等に巻き込まれ、スタート前に疲れ果ててしまった経験をした方も多いと思います。

やはり、長時間移動後のランニングは、日頃経験していないだけにパフォーマンスにも直結します。それも悪い方に…。しかし、夏の短期合宿で長時間移動後のトレーニングを経験しておけば、様々な対応策を考えるきっかけになります。

では、前回同様、上記のことをまとめてみます。

◆トレーニングのポイント1).様々なトレーニングを詰め込み過ぎない。→ スタミナをメインにしたトレーニングを優先。◆トレーニングのポイント2).短期合宿でも走る時間は多くある。→ ゆっくり目のペース設定で長く走る。◆トレーニングのポイント3).現地入り後のタイミングを活用する。→ 現地入りした日に長い距離を走る。

次回は、これらを参考に、具体的なトレーニング内容及びトレーニングパターンを考えていきます。

つづく。

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