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2014-02-10

第63回別府大分毎日マラソン・下

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【第63回別府大分毎日マラソン・下】当日のコンディションは、早朝から快晴となりました。また、予報では何と18度まで気温が上がるとのことで、2月にしては想定外の気温です。

ところが、10時30分頃だったでしょうか、霧が突然出てきました。結局、霧が晴れることなく選手たちはスタートしましたが、霧のおかげで気温もそれほど上がらず、風もほぼ無風と逆にコンディションは良くなったように感じました。

また、先頭集団のペースも、何が何でも「3分/kペース」と言うような感じではなく、2時間10分切りを目指したペースで終盤まで集団を形勢し、見ごたえのある内容でした。同様に、今回も2時間30分をはじめ、2時間40分、2時間50分…と、それぞれの目標タイムに見合った市民ランナーたちの集団も形勢され、応援する側としても力が入りました。

そんな中、私の選手たち(市民ランナー)も、それぞれの目標タイムに向かって快走しました。特に、女子の部にエントリーしたY選手とK選手の2選手については、自己記録更新と共に上位入賞も期待し、送り出しました。

結果は、2選手とも目標設定タイムどおりにレースをすすめ、後半ややペースが落ちましたが、Y選手が優勝、K選手が2位と、素晴らしい結果を残してくれました。また、他の選手たちも今の力を出し切る内容で、次のマラソンにつながる走りでした。

そして、全盲ランナーの和田伸也選手と谷口真大選手も、一般ランナーたちの胸をかりて快走しました。日本記録を狙った和田選手は、自身の持つ日本記録には惜しくも届きませんでしたが、谷口選手は自己記録を6分も更新する頑張りでした。

◆男性市民ランナー:H選手/2時間29分55秒(自己新)、T選手/2時間46分12秒(自己新)、K選手/2時間52分52秒(セカンド)、Y選手/3時間6分26秒(目標達成)。

◆女性市民ランナー:Y選手/2時間41分56秒(自己新)/優勝、K選手/2時間53分35秒(セカンド)/2位、N選手/3時間4分36秒、K選手/3時間5分00秒、E選手/3時間7分45秒(自己新)、K選手/3時間7分56秒、F選手/3時間24分52秒(目標達成)。

◆全盲ランナー(T11クラス):和田伸也選手/2時間37分28秒(セカンド)、谷口真大選手/2時間42分28秒(自己新)。

さて、今回の別大マラソンを沿道から応援していて、あらためてランニングブームの勢いを感じました。と、言うより、ブームではなく確実に定着しています。それに伴い、単に「マラソン完走や大会出場」を目的にしていた方々が、マラソンを完走することによって、記録を目標に次のマラソンに挑戦する姿も増えてきました。

一方で、最初は自己記録更新が大きな目標になり、日々の走り込みも精力的に取り組んでいきますが、走歴やマラソン回数を重ねることによって逆に記録更新が難しくなっていく面も出てきます。今回の別大マラソンに出場した上記ランナーの中にも、その点を不安に感じたり、焦りを強く感じる方々もいました。

マラソンは記録重視で評価される面が強く、自己記録更新にこだわる姿勢は大切です。しかし、永遠に記録更新を目指していくことは残念ながら不可能です。その点を理解し、更に身の丈に合った目標を掲げて次のマラソンに挑戦していく姿勢は更に重要と考えます。もちろん、この個々の目標設定が最も難しいのですが…。

次のマラソンに向け、どのランナーも更にモチベーションを高めながら挑戦していけるよう、今後も地道な練習会を継続していきます。

おわり。

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