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2015-05-27

期分け・8

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【期分け・8】今回からは、前回記載した3つの目的についてもう少し掘り下げていきます。

◆目的1).ウォーミングアップの方法を身につける。

日々のランニングを含め、各種大会に出場する際は、どんなランナーでも必ず実施するのが、ウォーミングアップです。具体的な内容については、体操やストレッチ、軽いジョギング、更にはウィンドスプリント(流し)等、既に実践していることと思います。

目的についても、心拍数を上げることで体温も上げる。筋肉をほぐして関節の可動域を広げる。その結果、怪我や故障を防止する等々、既に常識的なことですね。

ではなぜ、今更ながらウォーミングアップの方法なのでしょうか?

実は、マラソンと10kの決定的な違いは、スタートからのスピード(ペース)です。そのため、走る距離に応じてウォーミングアップも違ってくるのですが、多くの市民ランナーの方は、どの大会に参加しても、どの距離を走っても、必ず同じパターンのウォーミングアップしか実施しないケースが多いと感じます。

具体的には、マラソンなのにスタート1時間以上前からジョギングを実施したり、逆に10k以下の短い距離を走るにも関わらず、ストレッチと体操しか実施しない方、等々…。実は、目標の記録を達成できない理由の大きな要因のひとつに、このウォーミングアップにあると、感じてしまうケースが実に多いのです。

ウォーミングアップの簡単な考え方についてですが、レースの距離が長くなるほど、スピードを落として走ります。逆にレースの距離が短くなるほど、最初からスピードを出して走ります。つまり、レースの距離が長くなる場合は軽めのウォーミングアップ。逆にレースの距離が短くなる場合は、入念にウォーミングアップを実施する必要があります。

したがって、マラソンの場合はウォーミングアップすら必要ない場合もあります。実際に私が指導している選手に対しては、体力を温存する意味でもウォーミングアップを実施しないようすすめています。

逆に、10k以下のレースでは、スピード練習のような激しいウォーミングアップをさせるケースもあります。このレースの距離に応じたサジ加減を実践で学べるのが、この10k以下のレースでもあるのです。

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