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2016-01-08

調整とレースについて

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【調整とレースについて】今年も駅伝三昧の正月も終わり、いよいよ後半のマラソンシーズンがはじまります。同時に、各種ロードレース大会も全国各地で目白押しとなり、ハーフマラソンを中心に毎週末開催されます。

多くの市民ランナー方も練習や調整の一環として出場されることと思います。そこで今回から目標のマラソンに向け、練習や調整の一環としてハーフマラソン等に出場することについて考えていきます。

はじめに、ほぼ毎週のようにハーフマラソンやマラソンに出場しながら日本代表を目指している選手としては、何といっても公務員ランナーの川内優輝選手が浮かびます。もちろん、単に毎週レースを走り回っているだけでなく、それらの記録と成績は驚異的な実績を残しています。

私が偉そうにコメントできる立場ではありませんが、とにかく凄いの一言に尽きます。一方で、リオ五輪の選考レースであった福岡国際マラソン大会では、大会前に足を痛めたことの影響もあり、リオ五輪代表は厳しい状況となりました。

実は、川内選手のように毎週末のレースをかなり先まで予定していると、何かのアクシデントで足を痛めてしまうと一気に後手に回ってしまう可能性が高くなります。つまり、足を痛めても翌週のレースが招待等の場合、その大会を回避して回復優先と言った選択が難しい状況に陥ってしまう可能性もあります。

もちろん、一般の市民ランナーの方々が毎週レースに出場したからと言って、川内選手と同じ状況になるとは限りません。しかし、毎週末のレースを活用しながら調子を上げていくスタイルの良い面ばかりでなく、川内選手にとってこの1年間は苦しい面もあったのではと、感じました。

次回からはレースを調整(練習)にして狙ったマラソンを目指していく調整方法のメリットと、デメリットについて考えていきます。

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