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2017-03

スピード養成期

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【スピード養成期】前回も話しましたが、最近は1年間を通じてマラソン大会が全国各地で開催されており、季節に関係なくマラソンに出場することが可能になっています。

そのため、単に全国のマラソン大会を走り、大会毎のコースやその景色等を楽しみつつ完走が第一の目的である方なら年間を通じて楽しめる時代です。ところが、マラソンの完走ができるような持久力が身に付いてくると、単に完走目的で走っていた方でもだんだんと記録短縮を意識するようになっていきます。

すると、次回のマラソンは「4時間突破を!」と、言ったように目標が完走からタイム短縮にシフトして行き、それぞれの試行錯誤がはじまります。この時、これまで同様、年間を通じて毎月のようにマラソンを走り続けることでタイム短縮を目指す方もいるでしょう。

逆に目標タイムから5キロ毎の設定タイムを導き、その設定タイムどおりに走ることで目標タイムを目指す方もいるでしょう。このように、ランナー毎にそれぞれの方法でマラソンの記録短縮を目指していきます。

ところが、どのレベルのランナーであっても、それぞれの走力毎の壁が必ず出てきて、簡単に短縮できた記録もやがて頭打ちになっていきます。この点は、実業団選手や学生選手においても同様で、右肩上がりに記録をずっと短縮できる人はいません。

そのため、多くの実業団選手や学生選手たちは、最初にトラックや駅伝等でスピードを高め、少しずつ距離をのばしてマラソンに到達する流れで走り込みを継続していきます。一方、多くの市民ランナーの場合、最初からマラソンを完走できる持久力を身に付ける逆のパターンが一般的です。

もちろん、マラソンの場合、最も重要な要素は長い距離を走り続ける持久力であるのは言うまでもありません。すなわち、まずはマラソンを完走できる持久力を身に付けることが第一になります。しかし、市民ランナーの方も上記したように完走からタイム短縮へ目標がシフトしていくと、目標タイムを達成するためには、速く走る要素が加わって行きます。

つまり、実業団選手や学生選手たちのように最初からスピードを高めていなかったとしても、マラソンの記録短縮を目指していく以上、市民ランナーの方も必ずどこかでスピードを高める要素が不可欠になって行くと考えます。

マラソンシーズン・総括

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【マラソンシーズン・総括】2016年度の国内メジャーマラソン大会は全て終わり、今年の8月にロンドンで開催される世界陸上の男女マラソン日本代表選手も決定しました。4月からは2017年度がスタートし、いわゆるトラック&フィールドの陸上競技シーズンがはじまります。

一方で、ランニングブームの波に乗り、全国各地でマラソン大会が開催されるようになった結果、1年間を通じてマラソンに挑戦できるようにもなりました。特に全国各地のマラソン大会に出場することを楽しみとしている市民ランナーの方々にとっては喜ばしいことです。

ところが、4月から9月に向かっての季節は気温や湿度がどんどん高くなります。その結果、同じ市民ランナーの方でも自己記録更新を最大の目標にマラソンを走っている方々にとっては、たいへん厳しい季節に入っていきます。

もちろん、マラソンを攻略していくトレーニング方法に正解はありませんので、記録更新が不可能とは言えません。しかし、これから気温や湿度が高くなってくる季節は、逆に短い距離のロードレース(駅伝も)やトラックレース等を積極的に走り、マラソンに不可欠なスピード持久力を身に付けるには適した季節になると思います。

さて、ここで私が直接コーチしてきた市民ランナーの方々が、2016年度(※)に出場した各種マラソン大会での記録を簡単にまとめてみました。※2016年11月から2017年3月までの間に開催されたマラソン大会。

■まとめ1).マラソンを走った市民ランナー数:30名。■まとめ2).出場した大会数:15大会。■まとめ3).15大会に出場した延人数:51名。■まとめ4).自己新記録の達成回数:14回。■まとめ5).目標タイムの達成回数(自己記録達成を除く):9回。

自分で記載しておきながら比較する対象はありませんが、どの方々も本当によく頑張ったと感じます。もちろん、怪我や故障のため今シーズンのマラソンを断念した方もいます。

そんな方々はある意味、マラソンを走って撃沈したよりも苦しかったと思いますが、焦らずじっくりと調子を戻してほしいと思います。上記したように、4月からは陸上競技のシーズンが開幕します。

全国各地でマラソン大会が開催されるのと同様に、いわゆるトラックでの記録会や競技会も各地で開催されるようになってきました。4月からは身体と心のリフレッシュも兼ねてトラックレースにも積極的に挑戦してほしいと願っております。

マラソンシーズン・6

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【マラソンシーズン・6】今年の8月にロンドンで開催される世界陸上マラソンの選考大会となった名古屋ウィメンズマラソンも終わり、男女の日本代表選考大会は全て終わりました。

特に、先日の名古屋ウィメンズマラソンにおいては、日本人トップでゴールした安藤選手は初マラソン日本最高となる「2時間21分36秒」、同じく日本人2位でゴールした清田選手は「2時間23分47秒」の自己新記録と、上位2選手が素晴らしいタイムをマークしました。

上記した2選手は共に「スズキ浜松アスリートクラブ」の所属で、レース中も独特のフォームでトップ集団をキープした2選手の存在感は際立っていました。また、注目すべき点は、スズキ浜松アスリートクラブは諸事情により、2010年3月をもって日本実業団陸上競技連合を脱退している点です。

つまり、いわゆる実業団駅伝(※)に出場しない生粋のクラブチームとして活動しており、長距離選手たちの多くは必然的にマラソンを目標にしている点です。※個別に都道府県対抗駅伝の出場や地方主催の駅伝大会等への出場は可能。

私が偉そうに意見することはできませんが、駅伝によるマラソンの弊害については、既に誰もが一度は耳にしている話題です。しかし、実際に国内のメジャー駅伝をチームとして外している実業団チームや大学チームは、ほぼ皆無と言っていいのが現状です。

そんな中、いきさつは別としても、実業団駅伝を走らないクラブチームに所属する2選手が、同じマラソン大会で同時に快走した点は大いに注目すべきと感じます。個人的にはマラソンを目指す上で、駅伝が必要か否かの考えを簡単に語ることはできませんが、これまでと違った取り組みで結果を残した点は、一石を投じたと思います。

さて、そんな今回の名古屋ウィメンズマラソンにも私がコーチしている女性市民ランナーが多く出場しました。今回出場した方々は、今年に入って既にマラソンを数本走っている方が多く、コーチとしてはそれぞれの調子を正確に把握するのに苦労しました。

しかし、出場したどの方々も練習どおりの粘り強い走りを発揮し、特に3時間30分前後を目標にした方々の頑張りは目を見張るものがありました。マラソンは当日のコンディションに最も左右され易い競技ですが、やはり経験がものを言う競技であるに違いありません。

どのランナーも今回の経験を次のレースに活かしてほしいと願っております。

マラソンシーズン・5

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【マラソンシーズン・5】3月5日(日)、伝統の第39回千葉県民マラソン大会が千葉県富津市において開催されました。同大会が千葉県富津市に会場を移して10回目の節目になるのと同時に、日本盲人マラソン協会の選手たちがゲストランナーとして参加させて頂けるようになって10回目。

つまり、千葉県富津市に会場を移してから毎年参加しております。あらためて、ご理解ご支援頂いた大会関係者、富津市の皆様方に厚く御礼申し上げます。

また、開催日となっている3月の第1日曜日は季節の変わり目と言うこともあり、富津市に会場を移してからは雨や強風等の悪天候下での開催が多かったと記憶しております。果たして今年の大会は雲ひとつない晴天となり、絶好のマラソン日和となりました。

今大会には、日本盲人マラソン協会・強化指定選手の中から15選手がエントリーし、13選手が出走しました。内訳は、ハーフマラソンに4選手、10kの部に9選手です。今回は4月に開催されるマラソン等の各種大会に向け、現時点での調子を確認する最重要ポイントと位置付けてスタートしました。

結果は、全選手がほぼ予定どおりのタイムでゴールしてくれました。特に、10kの部に出場した9選手中6選手が自己新記録をマークし、どの選手もトレーニングの流れが順調であることを確認することができました。

そんな中、20代の若手選手として大いに期待している全盲の男女2選手(T11クラス)が、共に10kで自己新記録をマークしてくれたことは、チームに大きな刺激を与える結果となりました。

そして翌日は、そのまま富津公園において全員で25k走を実施。走力別に3つのグループに分け、20kまではゆとりあるペースで刻み、残り5kを気持ちよくペースアップする内容です。どの選手もレースでの疲労は少なく、安定した走りを見せてくれました。

強化責任者である私自身が言うことではありませんが、「本当に強くなってきた」と、実感できる姿に変貌してきました。また、マラソンに向けて闇雲に走り込むことには賛成しませんが、あらためて「距離は力である」と、実感と手応えを感じた今年の千葉県民マラソン大会でした。

マラソンシーズン・4

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【マラソンシーズン・4】ランニングブームの火付け役となった「東京マラソン」が、2月26日に開催されました。今回からコースは、記録を意識した高速コースへとリニューアルされました。

果たして、大会当日は絶好のコンディションにも恵まれ、期待どおりにスタートから歴史的なハイペースとなりました。記録的には男女とも国内最高タイムがマークされるなど、高速コースに相応しい結果となりました。

そして、今大会も富津公園において共に切磋琢磨している市民ランナーの仲間たちが多数出走しました。もちろん、私が直接コーチしている方々も新コースを駆け抜けましたが、今回は自己新記録ラッシュとはいきませんでした。

至極当然のことながらコースがリニューアルしても、それまでのトレーニングと最後の調整で結果を左右するのがマラソンなので、個人的にはコーチとして課題の残った大会となりました。特に、鬼門となる年末年始の走り込みをうまく乗り越えた後、期待をしていた数名が1月に入って調子を崩した点は今後の課題となりました。

さて、今週末も全国各地でマラソン大会が開催され、更に今月一杯はその流れが続きます。また、3月に入ると、今年に入って2本目以上のマラソン出場になる方も多く、その疲労が蓄積してくる時期でもあります。

特に、3月は寒暖の差も大きく、晴れば気温が20度近くにまで上昇し、天候が悪化すれば雪が降ったりと、体調を整えていくのが難しい月でもあります。と、言いながら特別な調整は難しく、日々の体調管理と地道な走り込みが頼りになるのは同じです。

更に、何度も記載しておりますが、調整の基本は「迷ったら休養」です。特に、3月のマラソンが2本目以上になる方は、休養第一で調整してほしいと思います。

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