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2017-08-17

夏の走り込み・5

【夏の走り込み・5】8月10日(木)から4泊5日の日程で実施した日本ブラインドマラソン協会(※)主催の強化合宿は無事に終了しました。今回の合宿も夏の走り込みが最大の目的であることは言うまでもありませんが、今月27日に開催される北海道マラソンに出場する選手たちにとっては、重要なポイント合宿となりました。※日本盲人マラソン協会は、8月3日より「日本ブラインドマラソン協会(JBMA)」に名称変更しました。

特に、今回の合宿は北海道マラソンのちょうど2週間前にも当たり、出場する選手にとっては当日の目標タイムを見極める重要な時期と重なります。同時に、ここまで走り込んできた成果として、調子や体調がどのような状態なのかを正確に見極め、残りの調整をどのようにしていくかを決断するのが、この2週間前になります。

合宿初日はトラックで2万メートルを実施し、翌日は5千メートルを2本。特に、北海道マラソンに出場する選手たちは、それぞれの目標タイムに沿った設定タイムで走りました。当然ながらよく走れた選手、そうでなかった選手と様々ですが、それぞれの現状を把握することができました。

また、今回の合宿も血液検査、尿検査(脱水状態)等の各種測定も実施し、見かけの調子だけでなく、身体の状態を各数値で把握することもできました。もちろん、これらの測定は今後も継続していきます。

2020東京パラリンピックを見据えた時、今月27日に実施される北海道マラソンは様々な視点から極めて重要な大会に位置付けされます。今回、同大会を走る選手たちにとっては、夏のマラソンを経験できる点が何よりの成果であり、最大の目的である点は言うまでもありません。

暑さに対する身体面や精神面の反応は個人差が大きく、特に苦手意識の強い選手にとっては厳しいレースになることは必至です。しかし、2020東京パラリンピックのマラソンは過酷なコンディション下で実施されることは既に決定しており、避けて通る訳にはいきません。

まずは、夏マラソンの実戦を走ることで、自分自身の暑さに対応できる能力がどの程度かを正確に把握する必要があります。そのためにも、27日の北海道マラソン当日に向け、しっかりと調整し、何よりも万全の体調でスタート地点に立つことが最優先事項となります。

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