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2018-06-12

夏の強化合宿

【夏の強化合宿】6月7日(木)から11日(月)の日程で、日本ブラインドマラソン協会主催の強化合宿を長野県菅平高原において実施しました。今年度に入ってからは、5月連休に続いて2回目の菅平合宿となります。

今回の合宿は、8月の北海道マラソンを目標にするグループと、トラックレースを狙うグループに分け、トレーニングも分けて実施しました。

特に、マラソングループは積極的に走り込む内容です。合宿2日目は片道4kの起伏にとんだコースを4往復する32k走を実施し、3日目はトラックにおいて3万m走。そして、翌日は再び起伏にとんだコースで32k走と、3日連続で30k以上の距離を走り込みました。

また、3日目のトラック3万m走は、膝の負担を軽減させる意味からも設定タイムを同じにして3レーンを走らせたので、実際の距離は長く、負荷も高くなっています。

さて、どんな合宿にも共通しますが、トレーニング内容がハードになっていく上でポイントになってくるのは、ハードなトレーニングを先頭で牽引していけるリーダーの存在です。

実業団チームも学生チームも安定したパフォーマンスを発揮しているチームには、必ずこのハードトレーニングを牽引していける肉体的にも精神的にも強い選手が必ず存在します。いわゆるエースと言われる存在です。

今回の合宿は、そのエースと期待している選手が復活し、ハードトレーニングをしっかりと牽引してくれました。その結果、男子選手はマラソングループ、トラックグループ共に計画どおりのトレーニングを消化することができました。

一方、女子選手の方はこの点に課題が残り、個別にも課題の多い内容となりました。

今更ながら合宿の目的は、狙ったレースで結果を残すためです。そのため、レースに向けたトレーニングや合宿も効率を重視した方が良いと考える指導者もいます。

しかし、そのレースは生き物であり、当日のコンディションは常に違います。また、日本代表として出場するレースは相当なプレッシャーが掛かります。

実は、当日のコンディションやプレッシャーは逆に非効率な部分になります。つまり、効率的なトレーニングを積み重ねても、狙ったレースは必ず非効率になるのです。それを克服するには、ある程度の「量」が必要になります。これから夏に向け、更に走り込んでいきます。

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