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2019-04-11

調整

【調整】4月6日(土)から2泊3日の日程で、日本ブラインドマラソン協会主催の強化合宿を千葉県富津市富津公園で実施しました。今年度最初の強化合宿です。

また、今回の強化合宿は、今月28日にロンドンマラソンで同時開催されるWPAマラソン世界選手権に出場する選手だけで実施。更に、28日から逆算すると、ちょうど3週間前に当たり、いわゆるマラソントレーニングでいうところの調整期に入るタイミングです。

あらためて、マラソンはそのトレーニング方法に正解はなく、選手の数だけトレーニングパターンやノウハウが存在する競技とも言えます。そのため、目標のマラソンに向けた調整方法も様々です。

6日からの強化合宿は、これまでの経験や実績を加味した調整合宿になりました。具体的には、7日の日曜日に実施した30k走がメインです。

さて、目標のマラソン3週間(~2週間)前は、そこまで走り込みに主眼を置いてきたトレーニングから調整に入っていくターニングポイントにも当たります。もちろん、この点の考え方はそれぞれですが、多くのランナーが量から質へとトレーニングをシフトしていくゾーンに入っていきます。

したがって、このタイミングまで相応に走り込めた選手は、疲労の蓄積で身体が重く感じる状態です。逆に、怪我や故障を回避する意味も含め、ハーフマラソンなどのレースを活用しながら調整してきた選手は、重たい感じなどは無いかもしれません。

そのため、どちらのケースが良し悪しかは、マラソン当日の結果を見るまでわかりません。しかし、「今の状態が何でそうなのか?」を自身でつかめていないと次の一手を誤り、最後の最後で失敗することになります。

言うまでもなく、ここが最終調整の最も難しい点です。同時に、目先のタイムに一喜一憂する必要はなく、より正確に自身の現状を把握できるか否かが成功の行方を左右していくのです。

言葉で言うのは簡単ですが…。

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