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2019-06-18

復活

【復活】あるベテラン選手が昨年の10月頃から膝の痛みを訴え、富津練習会や合宿に参加できなくなりました。この間、整形外科での精密検査や各種治療を施してきましたが、思うように回復しない状況が続いていました。

定期的に、本人から膝の状態を確認していましたが、劇的に回復してきた話しを聞くことはなく、半年以上の時間が経過していました。もちろん、思うように回復しない状態に最もストレスを抱えているのは選手自身です。

原因は長く走ってきた疲労の蓄積も多分にあり、年齢的にも簡単に回復するのは難しいと、誰もが感じていました。同時に、回復が遅れるほど、「このままフェードアウトしていくかも?」と周りの関係者はその不安も感じていました。

ところが、今月9日の富津練習会に突然復帰したのです。本当に久々のことです。膝が完治した話しも聞いていなかったので、本人には走れるか否かの確認をしました。「ゆっくりのペースなら」と、本人が話していたので、いつもよりゆっくり目のグループで35k走を実施しました。

そして、1週間後の富津練習会にも参加し、同じようにゆっくり目のグループで30k走を実施しました。ランニングフォームや走りのリズムは好調時と遜色なく、最後までしっかりと走り切れていました。概ね完全復活と言える状態の走りです。

もちろん、今でも膝の状態は完治した訳ではありません。では、何でここまでしっかりと走れるようになったのかを、本人に聞いたのは言うまでもありません。

痛みを感じないスピードと時間(距離)、痛みを感じない路面とコース、走った翌日の状態と休養の間隔など、故障した選手なら誰もが考え実践していることを愚直に半年以上も継続してきたとのことでした。

故障した多くの選手は、上記したことを念頭に入れながら何とか復活しようと試行錯誤します。しかし、故障した多くの選手は焦る気持ちの方が先行し、逆に上記したことを根気強く我慢しながら継続していくことが難しいのです。

その結果、同じような故障を繰り返し、負のルーティーンから抜け出すことができなくなるのです。もちろん、怪我や故障はしない方が良いのは言うまでもありません。しかし、怪我や故障を乗り越えた選手は、マラソンに不可欠な「我慢と辛抱」を身に付けることができるのも事実なのです。

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