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2019-06-27

夏の走り込み

【夏の走り込み】日本ブラインドマラソン協会主催の強化合宿を6月20日(木)から6月25日(火)の日程で、長野県菅平高原において実施しました。本格的な夏の走り込みに突入です。

目標は、東京パラの代表選考大会にも指定されている北海道マラソンになります。この北海道マラソンの開催日は、毎年8月の最終日曜日になっています。実は、来年開催される東京パラのマラソンは、9月第1日曜日の予定です。

つまり、北海道マラソン開催日から1週間ずれているだけになります。したがって、この北海道マラソンを目標にした走り込みは、そのまま来年開催される東京パラに向けた予行にもなり、北海道マラソンを走ることによって、より実戦的な経験とデータを蓄積できることになります。

既に、数年前からこの点の流れを重視した強化合宿を実施し、夏のマラソンを攻略するためのノウハウを蓄積してきました。今年はそれらのノウハウをより確実にするための夏合宿となります。

あらためて説明するまでもなく、夏のマラソンは高い気温や湿度との戦いになります。そして何よりも、その夏のマラソンに向けた走り込み時期も高い気温や湿度との戦いになる点が、最も厳しい点になります。

秋から冬のマラソンと同じような距離や設定タイムで走り込むと、単なる疲労を蓄積させるだけになってしまいます。実は、夏のマラソンを失敗する最大の要因はこの点に尽きると言っても過言ではありません。

と、言いながら逆に距離を落として質を上げたとしても、頭で考えているほど効率的に体は仕上がっていきません。更に、涼しい場所で走り込みを積み重ねても本番は暑い場所なので、どこかのタイミングで必ず暑さに体を慣らさなくてはいけません。そのタイミングも頭で考えているほど簡単ではないので、最終調整の段階で多くのランナーが失敗するのです。

このように夏のマラソンについて考えだすと、何かとマイナス思考に陥っていきますが、夏のマラソンも大切な点はブレることなく、「自分を信じる力」になるのでしょうか。そして、夏のマラソンは速さより我慢や粘り強さが求められるだけに、チャンスはより平等になるとも言えます。

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