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2019-07-25

夏の走り込み・5

【夏の走り込み・5】先日の22日は、ホクレンディスタンス網走大会が開催されました。17日の北見大会同様、「視覚障がい男女5000m」を実施いただき、記録に挑戦しました。ところが、当日は前回の北見大会以上の強風が吹き荒れ、残念ながら記録を狙うには厳しいコンディションとなりました。

案の定、どの組もレース中盤以降は、強風の影響で失速していく選手が多く、厳しいレースが続いていました。もちろん、視覚障がい男女5000mのレースがスタートする時も強風がおさまることはありませんでした。

陸上競技は原則として屋外競技のため、今回のような強風や、暑さや寒さなど、当日の気象条件に記録が大きく左右されることが宿命となっております。また、陸上競技の特徴として、単に記録だけを競う競技ではなく、誰が勝ったか負けたかの勝負を競う競技でもあります。

そして、来年の東京五輪やパラリンピックでは、この誰が勝ったか負けたかの勝負がとても重要になる点は言うまでもありません。つまり、メダル獲得を達成するためには、記録以上に勝負が重要になります。

ところが、様々な場面で目にするトレーニング理論やノウハウは、ある記録を達成するための視点からが多く、勝負で勝つための視点に立った具体的なトレーニング理論やノウハウを目にすることは多くありません。

また、誰かに勝ったり負けたりする勝負を突き詰めていくと、肉体的な面や技術的な面より、相手との駆け引きなどを含む精神的な面の割合が大きくなっていくと感じます。つまり、トレーニングも質より量、効率より非効率な経験から身に付く「粘り強さ」などが重要な要素になっていくとも感じます。

今回、7月16日から24日までの日程で実施した強化合宿において、ホクレンディスタンスの5000mを2本、40k走を3本実施しました。もちろん、5000mは記録を狙いましたが、結果的にはとても厳しいコンディション下でのレースとなりました。

また、合宿前半では暑さに調子を崩す選手もいました。ところが、合宿後半に向かっていくほど疲労の蓄積と裏腹に、どの選手も「粘り強さ」を発揮できるようになっていきました。そして、最後の40k走は全選手がしっかりと最後まで走り切り、その「粘り強さ」を更に強化することができたました。

暑くて熱い夏はこれからです!

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