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2019-08-02

夏の走り込み・6

【夏の走り込み・6】本日から北海道北見市常呂町において、強化合宿を実施します。もちろん、来年の東京パラに向けた様々な対策も重要な目的となります。特に、その中において最重要項目となるのは、言うまでもなく「暑熱対策」です。

7月の強化合宿においても暑熱対策を実施しましたが、記録的な低温が続く中だったので、そもそも給水を取る必要もないほどの快適なコンディションでした。本来なら「涼しくて走り易かった」と、喜ぶところですが、暑熱対策をテストするには逆に厳しいコンディションとなっていたのです。

また、来年の東京パラに向けた最後の夏となるにも関わらず、「暑くない夏では何もできない」と危惧もしていました。ところが、梅雨が明けると、今度は一気に猛暑に突入し、北海道内もかなり気温が高くなってきている様子です。

さて、昨日の早朝、都内のある河川敷において、日本陸連の競歩ナショナルチームが暑熱対策を実施したので、視察をさせていただきました。参加選手は男子50kと20kの日本トップ10の選手たちです。

内容は、早朝7時スタートで、50k選手と20k選手のグループ別にトレーニングメニューを実施する中で、様々なデータを採取しながら暑熱対策を実施していました。そのスタート時の天候は晴れ、気温30度、湿度80%と、絶好の暑熱対策日和となっていました。

具体的なトレーニング内容や暑熱対策については割愛しますが、どの選手も意欲的にトレーニングをこなし、テキパキとデータ採取や暑熱対策を実施していました。もちろん、既に暑熱対策のノウハウは蓄積しているので、裏方として各種対応にあたっているスタッフ陣も動きや指示に無駄が全くありません。

日本の競歩は、今や世界屈指の強豪国に上り詰めていますが、その理由も頷ける内容でした。そして、早朝の数時間でしたが、ブラインドマラソンにも活かせる様々なヒントを得ることもできました。

早速、本日からの強化合宿でも試していきます。

暑くなりますように…。

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