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2019-10-25
再び走り込み・4
【再び走り込み・4】10月に入り、マラソンに向けた本格的な走り込みを開始したところですが、実はマラソン以外のロードレースや駅伝シーズンでもあります。そのため、マラソンに向けた走り込みの一環として各種ロードレース大会に出場する方も多いと思います。
いわゆる本命のマラソンに向けた走り込みの一環として出場するレースのことです。もちろん、マラソンも含まれます。この方法は、かつては否定的な意見が多かった感もありますが、今や市民ランナーの間においては一般的なトレーニング方法のひとつでしょうか。
といいながら、毎年のように失敗している場面に遭遇するのも事実です。まずは、走り込みの一環としてマラソンを走ったときの主な失敗ケースをあげてみます。
1.設定タイムより速くなり過ぎて後半失速する。2.コースの起伏が激しすぎて頑張った割には設定タイムより遅くなる。3.設定タイムを守るも諸事情により途中でバテて、ゴールまでやっとたどりつく。
走り込みの一環としてマラソンを走ることは問題ありませんが、上記したようなケースに陥る市民ランナーの方を毎年必ず見受けます。つまり、走ったために、逆に自信を失って気持ちが激しく動揺し、更にその後の練習に迷いが生じてしまうパターンです。
こうなると、マラソンに挑戦したい元の意欲的な思考回路に戻していくことが難しくなっていきます。そんなとき、「気持ちをきりかえよう」と、私もよく使う言葉ですが、マラソンは結果を数字(時間)ではっきりと示されるので、その結果は永久に残ります。そのため、そう簡単にプラス思考へ戻すことは難しいと感じます(少なくとも私の経験上は)。
こんなことを話していくとネガティブな内容に終始するので、こうならないように仕向けていくことが重要なのはいうまでもありません。特に、走り込みの一環として出場するマラソンについては、「走る目的(設定タイムなど)」から逸脱しないことが大切です。
もちろん絶対に大丈夫といった対応策はありませんが、上記した3つの失敗ケースに陥らない方法としてビルドアップ走は推奨できる走法のひとつになります。具体的には設定タイムにこだわらず、出足はジョギング感覚でスタートします。
走力にもよりますが、中間点から30k過ぎあたりまでゆるゆると走り、そこからゴールに向かって少しずつペースを上げていく走法になります。要は、スタミナ養成を最大の目的にゆっくりスタートし、ラスト数キロを設定タイムでしっかりと走り切る走法になります。
設定タイムなど悩みながらスタートする場合は、試してほしい走法のひとつと考えます。
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