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2020-02-20

伴走者・2

【伴走者・2】先週のJISSにおける測定合宿終了からそのまま千葉県富津市に移動し、強化合宿を連続で実施しました。もちろん、東洋大学様と帝京大学様からも連続で伴走サポートをいただきました。また、富津合宿後半は同じ千葉県内にある国際武道大学様の選手にも加わっていただきました。

今回の合宿はガイドロープを必要とする視覚障がい選手が少なかったこともあり、伴走者が不要な弱視選手たちのペースメーカー役も担っていただきました。伴走者を不要とする弱視選手たちのマラソンタイムは2時間25分台と、一般ランナーの準エリートと呼ばれるレベルをもこえつつあります。

そのため、1000mのインターバル走を実施すると、最初から3分切のペースで決めた本数をキッチリと走り切ります。そんなレベルに到達しているので、普通の市民ランナーにペースメーカーをお願いするのは難しくなってきています。

しかし、先週の測定合宿から今週の富津合宿の間、学生選手たちが弱視選手たちもしっかりとサポートしてくれたので、とても引き締まった内容のトレーニングを積むことができました。

また、前を走っている学生選手たちのフォームはとても軽やかで、無駄がありません。一方、弱視選手たちのフォームは重厚な印象を受けます。もちろん、箱根駅伝を目指す学生選手との比較になるので無理もありませんが、様々な気付きも与えてくれました。

そして何より、箱根駅伝とパラリンピックとでは置かれている環境も違いますが、こうやって一緒になれば直ぐに切磋琢磨できるのです。あらためて、「マラソン(ランニング)は素晴らしい!」と感じる合宿でした。

さて、ご存知のとおり、コロナウィルスの影響で全国のマラソン大会が自粛するニュースが急増してきました。実は、3月1日に千葉県富津市で開催予定の千葉県民マラソン大会も、開催を中止する旨の連絡が大会事務局から届きました。

この大会はブラインド選手たちも毎年参加しており、今回も合宿でのスピード強化を試す絶好の機会ととらえていたのでとても残念です。同じように、学生選手たちが目標としている大会にも影響が出てくる可能性があります。

しかし、こんな時だからこそ声を掛け合って、一緒に切磋琢磨しながら更に走り込んでいきたいと思います。引き続き、よろしくお願いします!

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