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2020-02-28

代替案

【代替案】コロナウィルスの影響で3月開催予定のマラソン大会が軒並み中止や縮小になっておりますが、多くのランナーがその影響を受けました。特に、3月開催のマラソン大会はいわゆるマラソンシーズン最後の月にあたり、どのランナーもマラソン大会への思いは強かったと思います。

もちろん、富津合同マラソン練習会で切磋琢磨してきた市民ランナーのほとんどがその影響を受け、的が無くなった状態となりました。たらればの話はよくありませんが、3月開催のマラソン大会を走れば、自己記録更新の可能性が高い方が多かったので、コーチの立場としても残念です。

また、スライドさせようとした大会も中止になったり、開催中止を選択する可能性が高いので、今時点においては本当に的が無くなった状態です。しかし、大会参加が無くなっても日々のトレーニングを自粛するわけにはいきません。

ここまで故障や不調を抱えながら無理に調整してきたランナーなら大会中止を逆によい機会ととらえ、思い切った休養にあてることは賢明な判断といえますが、順調に調整してきたランナーに対しては、そうはいきません。

なぜなら、好調なランナーに的が無くなったので休養させると、その先々の調子にも悪影響が出てくるからです。詳細は割愛しますが、かわりとなる的を考える必要があります。具体的には代替案のひとつとして、タイムトライアルが最適でしょうか。

記録は公認扱いにはなりませんが、ここまでのトレーニング成果を、タイムトライアルを通じて確認しておくことは大切です。具体的な方法としては、ペース走や距離走などでいつも走っているコースやスピードトレーニングを実施しているいつものトラックなどを使い、出場予定だった大会と同じ日に、同じスタート時間に合わせて実施するのが目安になります。

大会のような緊張感やライバルがいない分、自己記録更新を狙うことは難しいと思いますが、過去のトレーニングを含めた自己の「コースレコード」は狙えます。また、そこがひとつの目標となるでしょうか。

4月以降もどんな影響がでるかは予断を許さない状況ですが、逆に大会という的が無くなったときの代替案を考え、実践してみるよい機会にしてほしいと思います。

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