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2020-07-24

合宿の意味・4

【合宿の意味・4】北海道北見市における強化合宿は無事に終了しました。特に、後半の1週間は走り込みに切り替え、40k走を3回実施しました。ペースを落としているとは言え、それなりにハードな内容でしたが、脱落する選手はいませんでした。

また、最終日は「3000mタイムトライアル」を実施しましたが、驚くことに合宿2日目よりもタイムが良くなっている選手がほとんどで、自己記録を更新する選手もいました。その最終日はコンディションが良かったこともありましたが、積極的に記録へ挑戦する気持ちがそのまま走りにも伝播していました。

また、今合宿もコロナ対策のひとつとして、伴走者を必要とする選手に対する「伴走者は1人」とし、合宿期間中における「伴走者の途中交代はなし」との参加条件を提示。もちろん厳しい参加条件な点は十分に承知していますが、今合宿には2人の選手が伴走者を1人伴って参加しました。

帯同してくれた2人の伴走者は全てのトレーニングを選手と一緒に走り切りました。伴走者としては至極当然のことですが、実は1人の選手に対し、伴走者の複数帯同を認めだしてから伴走者のアクシデントも増加しています。

選手の走力が上がってきているので、単独伴走は厳しくなっているのは事実です。しかし、最初から「選手の半分を走れば良い」と考え、合宿に帯同してくる伴走者が本当に合宿前半でつぶれてしまうトラブルはおきています。しかもなぜか2人同時につぶれてしまうことも意外と多かったりします。

今合宿に帯同してくれた2人の伴走者は、選手の横で3回のタイムトライアルや3回の40k走などをたんたんと走り切っていました。また、一緒に走った選手は2人とも最終日の3000mタイムトライアルにおいて、合宿2日目の記録を上回っていました。

私自身が、合宿中に伴走者の走力や調子を気にせず、選手だけに集中できた合宿は久しぶりだったかもしれません。伴走者が本当に黒子のような存在になると、選手の走りはどんどん良くなります。また、その走りが単独走の選手たちにも伝播し、合宿全体が引き締まっていきます。

8月も北海道北見市において強化合宿を実施します。内容は距離走を平地から起伏走に切り替えたり、滑走路の長い直線を使ったインターバル走を取り入れたりする分、もう少しハードになります。今合宿同様、帯同してくれる伴走者の走力がしっかりしていれば次回合宿も全く問題なく乗り切れるでしょう。

最後になりましたが、我々の強化合宿を心よく受け入れていただいた、北見市の皆様に心より御礼申し上げます。

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