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2024-06-21
2024夏を走る・4
- 2024-06-21 (金)
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【2024夏を走る・4】長野県上田市の菅平高原において実施していた強化合宿は終了し、計画どおりに距離走を2回実施。しかし、2回目の距離走はあいにくの雨模様となりました。
一般的には、6月に入ると気温も高くなってくるので、逆に雨の中は走り易いと感じます。ところが、菅平高原のように標高が高い場所では、天候が悪化すると平地以上に気温が下がります。つまり、冬の冷雨に近い状況になることがあります。
今回、2回目の距離走はまさにそんなコンディションとなり、スタート前に懸念していた低体温症に陥る選手もいました。実は、平地の暑さを避け、涼しい高原でしっかりと走り込むことが目的なのに、涼しくなり過ぎて逆に走れなくなることもあるのです。
そして、7月の強化合宿は北海道北見市で実施しますが、やはり同じようなことが過去にありました……。
今や北海道と言っても温暖化の影響でしょうか、日中の気温が30度を超える日は普通です。それどころか、北海道北見市での合宿中に気温が38度に達したこともあり、もはや国内の夏はどこでも平等に暑い。
ところが、天候が崩れて雨になると、気温が極端に下がるときがあります。数年前の北海道北見市での強化合宿中(8月)、天候が雨で気温も10度前後だったことがありました。そして、その日の練習がたまたま距離走。案の定、低体温症に陥る選手がいました。
このように、一般的に涼しいと言われている場所ほど、逆に寒暖の差が激しくなってきているのかもしれません。つまり、体調管理がこれまで以上に難しくなってきているとも言えます。
さて、2021年9月5日に開催された東京パラマラソン当日の天候は雨でした。我々は気温が30度をはるかに超える中での勝負を想定し、暑熱対策に重点を置いて強化してきました。ところが、当日の天候は雨。そして、気温はたったの20度でした……。
今年の9月8日に開催予定のパリパラマラソン当日の天候は誰にもわかりません。もちろん、暑い中での勝負を想定しながら強化していきますが……。真夏の走り込み中に経験した低体温症も決して無駄にならないほど、先の読めない異常気象なのかもしれません……。
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