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猛暑から残暑へ・中

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今回から暑い時期のランニング方法について考えていきますが、今年はいまだに猛暑日が続いています。さすがに、その中をまともに走ることは自殺行為です。暑い時期に走り込むことは年間を通じてとても重要ですが、炎天下でのランニングは、内容によっては熱中症や脱水症等の危険にさらされる可能性もあります。特にランニング経験の浅い初心者や暑さに弱いと自覚のある人は、絶対に無理をしないようにしましょう。

では、上記のことを踏まえた上で、暑い時期のランニング方法を考えていきます。

◆1).水分補給とランニングの実施時間

はじめに水分補給についてですが、まずはランニングを開始する前に、コップ一杯程度の水分を補給してから走るようにします。次にランニング中の補給目安ですが、15分から20分程度に1回の補給が良いでしょう。この時の摂取量についても、身体が吸収できる量が決まっているので、コップ一杯程度が大まかな目安となります。そして、補給する水分については、単なる水よりミネラルの入ったスポーツドリンクを2倍程度に薄めたものがおすすめです。それは、発汗が多くなると、汗と一緒に体内のミネラルも大量に排出され、ケイレンをおこす原因にもなるからです。

◆2).ランニングの目安は距離より時間

暑い時期のランニングについては、「何キロ走る」から「何分走る」へと、量の目安をシフトさせます。これについては、例えば走る距離を10kに決めると、一般的にはどんなペースで走るかを考えます。しかし、暑い中では、設定ペースを落としたとしても、そのペースで最後まで余裕を持って走りきることができるのかどうかの判断は、ベテランランナーでも難しいのです。仮に、走りきれたとしても予想以上のダメージに、逆に自信を無くすケースも少なくありません。つまり、距離を目安に走り込みを実施すると、肉体的にも精神的にも大きなダメージを残す可能性が高くなるのです。

そこで、40分間走とか60分間走と言った時間走にシフトします。その時のポイントとして、ペースは全く意識する必要はなく、とにかく余裕を持ってゆっくりじっくりと走ることを意識します。もちろん、途中の給水も立ち止ってゆっくり補給します。また、途中でウォーキングに切り替え、ランニングと交互に実施しても構いません。

ところが、このように説明してもほとんどの人が、効果が無いのではと不安になり・・・、途中からペースをどんどん上げていき・・・、結果的には決めた時間を走りきれない人も意外と多いのです。実は、ペースを落としても速くしても、同じ時間動き続けるのであるなら、同じような効果を期待できます。※専門的な話しは割愛します。

つづく。

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