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ロンドンパラリンピックへ!

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先日の3月20日(日)、障害者の陸上競技大会である「第14回九州チャレンジ選手権大会」が、熊本県で開催されました。この大会から来年に迫った「ロンドンパラリンピック」への挑戦が、事実上スタートしました。

このブログでも何度か記載していますが、パラリンピックへ出場するための参加標準記録を目指すには、一般の陸上競技とは違う条件がいくつかあります。もちろん、それらの条件を全てクリアした上での記録以外は、パラリンピックへの参加公認記録としては認められません。

参考までに主な条件は次のとおりです。

◆条件1).選手がIPC登録をしている。◆条件2).選手が国際クラス分け認定を受け、「R(Review)」または、「C(Confirmed)」と認定されている。◆条件3.出場する大会が、IPC公認である。※IPC:国際パラリンピック委員会

特に、条件2にあげた「国際クラス分け認定」を受けていない選手は、障害者選手として国際的に認められていないことになります。従って、障害者手帳を持っていたとしても、パラリンピックに出場することはできません。※原則として国内でのクラス分け認定は非公式扱いとなります。

さて、3月22日にロンドンパラリンピックで実施される正式種目が発表になりました。まずは、実施される障害クラスの数を記載します。

最初にトラック種目についてです。◆視覚障害:3クラス。◆脳原性麻痺:5クラス。◆切断・機能障害:3クラス。◆脊髄損傷/切断・機能障害:4クラス。◆知的障害:1クラス。・・・以上の16クラスです。

次にフィールド種目についてです。◆視覚障害:2クラス。◆脳原性麻痺:7クラス。◆切断・機能障害:4クラス。◆脊髄損傷/切断・機能障害:7クラス。◆知的障害:1クラス。・・・以上の21クラスです。

このように障害の種類や程度によって細かく分類されています。参考までに男子100mの金メダリストは、オリンピックではたったの1人です。ところが、パラリンピックの場合、男子100mはクラスが最も多い種目となり、その数は14クラスにもなります。つまり、パラリンピックの男子100mの金メダリストも14名となります。

そのため、「パラリンピックは障害のクラスが多すぎるので、メダルの価値が下がる」と、言った意見もあります。しかし、クラスが違えば、選手のパフォーマンスは男性と女性ほどの違いになったりもします。例として、視覚障害の場合、T13クラスは弱視となり伴走者を付けて走ってはいけない単独走行です。ところが、T11クラスは全盲となり伴走者が必ず必要となります。従って、同じ視覚障害クラスとしてクラスを統合すると、程度の軽い弱視の選手が有利になることは、誰の目から見ても明らかになります。

しかし、残念ながら世界の流れはパラリンピック種目やクラスを統廃合していく方向に向かっており、障害者の陸上競技は大きな転換期に差し掛かっています。それは同時に、選手たちにとっては大きな試練になる部分でもありますが、「新たな挑戦や夢を実行に移せるチャンス」と、私は信じています・・・。

ガンバレ!ニッポン!

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