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ロンドンパラリンピックへの道

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6月11日(土)から1泊2日の日程で千葉県富津市において、盲人マラソン強化合宿を実施しました。※日本盲人マラソン協会主催の強化合宿。

既にご存知のとおり、来年はロンドンパラリンピックが開催されます。したがって、今年度の主な身障者陸上競技大会は日本代表選考を兼ねた重要な位置づけとなり、日本代表入りを目指す選手たちの熱き戦いが期待されます。

日本盲人マラソン協会としても強化指定選手制度を設け、ロンドンパラリンピックにひとりでも多くの代表選手を送り込むことを目的に選手強化を継続しています。

そんなロンドンパラリンピックに出場するため最初の関門となるのが、参加標準記録です。この記録についてはオリンピック同様、種目毎にA標準記録とB標準記録が設定されています。そして、選手たちはIPC公認大会に出場し、決められた期間内にその記録を突破しなくてはいけません。つまり、一般の日本陸連公認大会に出場し、標準記録を突破してもパラリンピックに出場するための公式記録としては認められません。

そのため、パラリンピックに出場するための参加標準記録を目指せる大会は極端に少なく、その数少ない大会に選手たちは調子を合わせる必要があります。つまり、各選手のピーキング能力がパラリンピック代表選手に選出されるか否かの大きなカギとなります。

では、日本盲人マラソン協会の強化指定選手たちが、パラリンピック代表を目指す種目と参加A標準記録を記載します。

◆T11(全盲クラス)1500m:4分38秒00。◆T13&T12(弱視クラス)1500m:4分15秒00。◆T11(全盲クラス)5000m:16分41秒00。◆T12(弱視クラス)5000m:16分00秒00。◆T12&T11(共通)マラソン:2時間55分00。※全盲クラスは伴走要。また、1万mは実施されません。

以上のようになりますが、ロンドンパラリンピックではメダル獲得を目標とし、最低でも入賞を目指せる選手を日本代表に選出したいと考えています。したがって、上記の参加A標準記録より更にレベルの高い記録を強化指定選手たちには要求していくことになります。

それは、数少ない大会(チャンス)で、より高いレベルの記録を目指していくことになり、強化指定選手たちにとっても極めて高いハードルになることは間違いありません。

しかし、これまでの強化合宿や海外遠征等で積み重ねてきた経験と実力をここ一番で必ず発揮してくれると、私は確信しています。

あらためて皆様方の絶大なるご声援をよろしくお願い申し上げます。

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