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期分け・44

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前回から引き続き、ゴールパターン別のトレーニング方法を考えていきますが、全てのランナーに当てはまるとは限りません。毎度のことですが、この点は予めご了承いただき、マラソンを攻略していく方法のひとつとして参考にして下さい。

では早速、ゴールパターン1の「30k手前で失速し、ゴール手前では歩く程度まで大きくペースダウン」から考えていきます。

はじめに、なぜこのようなパターンになったかです。特に、今回は10kのタイムから持久係数をかけた数値を目標タイムに設定しているので、大きく失速することは原則として回避できたはずです。

そこで考えられる大きな理由として次の2つをあげます。◆理由1).目標タイムに対する設定タイムを守らず、「前半突っ込み型」の流れになってしまった。◆理由2).設定ペースを守ったが、スタミナが切れて30k過ぎから失速してしまった。

このようにあらためて考えたところで大きな理由は、シンプルにこの2つに集約されます。もちろん、掘り下げていけば細かい原因は出てきますが、マラソンの失敗パターンを解析していくと、ほとんどの理由は大きくこの2つに集約されると考えます。

したがって、マラソンを攻略していく対策も至ってシンプルになります。◆対策1).設定ペースをしっかりと守る。◆対策2).30k以降に失速しないスタミナを養成する。

私の経験からも、この2点がマラソン攻略の重要な柱であると感じます。

特に、対策1の設定ペースをしっかりと守ることは、何よりも優先されることと考えます。何回走っても後半失速するランナーの多くは、前半速く走ることを「貯金」と考えているケースは意外に多く見受けます。

しかし、マラソンの場合、前半を設定ペースより速く走ることは貯金ではなく、後半の体力を先取りするのと同様になり、逆に「借金」となります。この点はよく理解していただき、このような考え方をしているランナーはあらためてほしいと思います。但し、駅伝に関しては貯金になるケースもあり、マラソンと大きく違う点のひとつとなります。

次に、対策2についてです。至極当然のことながらこれを実行できれば誰でもマラソンを楽に走れるようになりますが、そうは簡単にいきません。

次回は、この点について考えていきます。

つづく。

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