- 2014-10-08 (水) 21:24
- トレーニング計画 | マラソントレーニング | 秋を走る
【雨中での走り込み】いよいよ10月に入りました。多くの市民ランナーたちにとっては、マラソンに向けた本格的な走り込み期となります。特に、10月は天候も比較的安定し、日中に走り込むには最適な季節でもあります。
ところが、今月最初の日曜日となった5日(日)は、台風の影響で全国的に大荒れの天候となりました。私の拠点である千葉県富津公園においても土曜日から雨となり、風も強まりました。幸い、公共交通機関は何とか動いていたのと、関東への接近はもう少し時間があったので、富津合同マラソン練習会は実施しました。
そこで今回は、雨天時の走り込みについて考えていきます。
はじめに、「皆さんは雨が降ったら外で走りますか?」
このような質問を市民ランナーの方々に向けると、「走らない」と答える方は意外と多く、驚くことがあります。今度は続けて「マラソン当日、雨が降ったら?」と質問をすると、「もちろん走ります」と…。
実は、マラソン大会をはじめ陸上競技大会は原則として中止がありません。雨が降ろうが雪が降ろうが開催されるのが一般的です。但し、その影響により公共交通機関に混乱が生じている場合は中止されることはありますが…。
したがって、雨天でもマラソン大会が開催される以上、雨の中でも走り込みを実施しておく必要があります。私が個人的にこれまで指導してきた市民ランナーの中には、やはり雨天時は走らないという方もいました。真面目にコツコツと走り込むタイプの方なのに、なぜか急に走行距離が少なくなってしまう月がありました。
当初は、あまり気にしなかったのですが、練習報告書を詳しく分析すると、天候が雨の日は走っていなかったのです。本人と話をすると、やはり雨の日は走らなくて当然と言った感じでした。もちろん、頭ごなしにその考えを否定する訳にはいかないので、ある一定期間、雨天時は走らないトレーニングを継続させましたが、案の定、結果がでません。なぜなら、日々のトレーニングが途切れてしまうからです。
その後は、日々のトレーニングを地道に継続していく重要性を理解し、雨天時でもしっかりと走り込むようになり、走りも安定してきました。さて、今更ながらこれから寒くなっていく季節ですが、更に雨の中を走り込むための注意点をいくつかあげてみます。
◆注意点1).防雨対策を考えて走る(ウィンドブレーカー、簡易カッパ、等)。◆注意点2).雨や風の強さに応じて内容を調整する(距離、設定タイム、等)。◆注意点3).練習後の風邪対策を予め準備しておく(着替え、お風呂、食事、等)。
以上の3点は、最低限考えてほしい注意点です。もちろん、台風のような大雨の中を無理に走ることは、命の危険にも曹禺します。そんな状況の中での走り込みは、逆に勇気を持って中止して下さい。そのためにも雨天時でも安心して走れる体育館やアーケード街等を確保しておくことも必要不可欠です。
そして、秋のマラソンを攻略するための重要なキーワードのひとつが、「雨天時の走り込み」であることを、頭の中に入れておくことは必要と考えます。
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