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期分け・2

H26-5-25 033

【期分け・2】期分けは、目標のマラソンや大会で最高の調子に合わせ、目標の記録や成績を達成するための考え方です。この点については、多くの市民ランナー方も理解している点でもあります。しかし、なかなか実践できないのが現実です。

今回、期分けを再び考えていく上で、これまでと少し視点を変え、季節とリンクさせていく点を重視してみたいと思います。

さて、前回も触れましたが、ランニングブームがすっかり定着したこともあり、1年間を通じてマラソンを気楽に走れる時代になりました。その結果、1年間に10本以上のマラソンを走ることも簡単になり、マラソン完走の数を増やすと言う意味では容易な時代になりました。

一方で、期分けの考え方で調子を合わせようとしても失敗するケースも多くなりました。特に、レースを走り込みの一環としてとらえている市民ランナーの多くは、その傾向が強い感じがします。(マラソンを多く走ること自体を否定している訳ではありません)

もちろん、理由や原因は様々ですが、そもそも期分けして調子を合わせようとしている大会に無理があるケースが多いと感じます。例として7月から8月の夏に開催されるマラソンで自己記録を狙おうと、期分けして取り組んでいくパターンです。

少し考えれば簡単に理解できると思いますが、8月のマラソンを目標にした場合、一般的な考え方でいくと、走り込みのピークは4月から6月あたりかと思います。そして、レースも走り込みの一環としてどんどん出場していきます。もちろん、その中にはマラソンも数本入ります。

ところが、季節がちょうど冬から春に移行し、更に身体が暑さに馴化していないことも相まって、暑さのために体調を崩してしまうランナーも意外と多く見受けます。同時に、実際のレースでは暑さのため後半大きく失速し、メンタル的にも大きなダメージを残す結果となります。

それでも、何とか予定どおりの走り込みが実施できたとしても、8月のマラソンは、気温が30度をこえて、記録どころか完走するのがやっとのケースが多く、ゴール後は、「こんなに頑張ってきたのに、なぜ?」。心も身体にも大きなダメージが…。

皆さんはいかがでしょうか?

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