- 2015-06-07 (日) 22:38
- トレーニング計画 | マラソントレーニング
【期分け・9】今回は二つめの目的について考えていきます。
◆目的2).スタート直後から積極的にスピードを出していく感覚を身につける。
既にこのブログにも記載してきましたが、市民ランナーの多くは短い距離からではなく、最初からハーフマラソンやフルマラソンの長い距離に挑戦します。その結果、スタートからペースを抑える走り方が染みついています。
もちろん、この走り方はオーバーペースを防止する意味でも大切です。
ところが、意外な落とし穴として、この後に短い距離に挑戦してもマラソンと変わらないペースでしか走れない方は多く、逆にマラソンの記録も頭打ちになっていくケースは意外と多いのです。
この問題を解消する方法として少し専門的に言うと、速いスピードで走り続けるための指標となるAT値を高める必要があります。具体的には5kの記録を100%とした場合、その90%から95%のスピードで走るトレーニングが効果的と言います。すなわち、市民ランナーの多くがこれに該当するトレーニングは、10kレースにも相当します。
もちろん、そのペースに相当するスピードでのインターバルトレーニングは効果的です。しかし、そのための練習場所や仲間を確保する手間や時間を考えると10kレースを積極的に走ることは、それらの問題も解消され効果的です。
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