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夏の走り込み・3

H26-8-18 067

【夏の走り込み・3】前回からの続きでポイント1について具体的な内容を考えていきます。

その前に、あらためて夏に走り込む目的は何かを明確にしておきます。もちろん、人によって目的は様々であり、どれが正解とか間違っていると言ったことはありません。この点は誤解のないようにお願いします。

今回、このブログで考えていく「夏の走り込み」については、秋からのマラソンシーズンでマラソンの記録更新を目指すことが最大の目的となります。もう少し具体的に示すと、11月から12月に開催されるマラソンをターゲットにした内容になります。

単に夏だからと言って場当たり的に走り込んでいく訳ではありません。まさに期分けの考え方がベースになります。まずはこの点をよく理解しておかないと、夏の走り込みは単なる危険行為となります。

つまり、走り込み時の距離やスピード等の設定を夏用にかえる必要もあります。この点は重要なポイントであり、一歩間違えると夏の走り込みで単に体調や調子を崩すだけでなく、秋以降のマラソンシーズンにまで悪影響を及ぼすこともあります。

では、最初によくある夏の走り込み失敗例をいくつかあげておきます。

■失敗例1).暑いので距離を短くして質を上げようとしたが、炎天下で質も上がらず、結果的には質も量も低下。■失敗例2).週末に涼しい高原で一気に走り込みを実施したが自宅に戻った後、逆に暑さがこたえて調子が落ちていった。■失敗例3).暑さを避けて、いわゆるトレイル系でアップダウンのあるコースで走り込んだが、9月以降のマラソントレーニング(距離走&ペース走)への移行がうまくいかなかった。

以上の3点については、全く同じように実施して逆に成功した例もあります。しかし、市民ランナー方の中には上記例のように9月以降の本格的なマラソントレーニングに結びつけられないケースは意外と多いのです。

夏の走り込みの重要なポイントは、9月以降のマラソントレーニングに向け、その走り込みに耐えるための基礎体力を向上させることが主な目的となります。いわゆる「脚つくり」です。つまり、単純にこの夏を走り込めたからと言って、秋のマラソンに直結する訳でもないのです。

まずは本格的なマラソントレーニングを実施していくための準備期間としての走り込みである点を理解し、トレーニング内容をよく吟味する必要があります。

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