Home > トレーニング計画 | マラソン > 秋の走り込み・7

秋の走り込み・7

H27-9-27 051

【秋の走り込み・】走り込みには、距離を基準に走り込む方法と、時間を基準に走り込む方法の大きく2つあります。前回は、目安としてマラソンの目標タイムが4時間をこえる市民ランナーの皆様は時間を基準に走り込む方を推奨すると、話しました。

もちろん、それが絶対と言う訳ではありません。実際の距離感をつかむためには、30kや40kを走ることは大切です。また、3時間を目標にしている市民ランナーの皆様は、実際のマラソンでは最低でも3時間前後は動き続けることになります。そのため、ゆっくりでも3時間走り続けることは必要です。

まずは、距離を基準に走り込む「距離走」と、時間を基準に走り込む「時間走」の特徴について考えてみます。

■距離走1).長い距離を走りきることでマラソンに向けた肉体的なスタミナを強化できる。■距離走2).ペース設定が重要となり、ペース感覚が身に付く。逆に後半失速したり途中でやめてしまうリスクがある。■距離走3).予め正確な距離表示のある道路や公園等の場所が必要不可欠。

■時間走1).長い時間走り続けることでマラソンに必要不可欠な精神面のスタミナ強化につながる。■時間走2).ゆっくり走っても速く走っても同じ時間なので、自分自身の身体と対話する能力が高まる。逆に途中で飽きてやめてしまうリスクがある。■時間走3).時間で管理するので、自由気ままにどこでも走ることが可能。

至極当然のことですが、それぞれにメリットとリスクがあります。目標のマラソンに向けて、それぞれのメリットを活かした走り込みが必要です。特に、マラソンの走り込みは距離走を重視する傾向が強いだけに、時間走をうまく取り込むことはマラソン攻略のヒントになると考えます。

具体的には、4時間突破を目指している市民ランナーの皆様は、時間走をポイント練習の前後にうまく取り込むことで、疲労回復とスタミナ強化をミックスさせることができます。

一方、4時間以上を目標にしている市民ランナーの皆様は、長時間ゆっくり走り続けることで、実際のマラソンに必要な肉体面と精神面のスタミナを同時に養成することができます。

距離と時間、同じ長く走るトレーニングですが、それじれのメリットをうまく取り込めるよう、工夫してほしいところです。

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://blog-yasuda.main.jp/wp-trackback.php?p=4864
Listed below are links to weblogs that reference
秋の走り込み・7 from 安田享平のランニングライフ

Home > トレーニング計画 | マラソン > 秋の走り込み・7

Search
Feeds

ページの先頭へ