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暑さ対策は?

5月25日(日)は、山梨県・山中湖ロードレース大会が開催されます。この大会は、毎年1万人以上のランナー達が参加する伝統ある市民ロードレース大会です。そして、今年はランニングブームも追風に、参加申込者数が更に増加したとのことです。また、この大会々場には「ブルックス」の専用ブースもありますので、是非ともお立ち寄り下さい。

かくいう私も過去に一度だけハーフマラソンの部で「優勝」したことがあります。かなり前の話になりますが、1996年の大会です。この年、同じ職場の先輩が親睦旅行を兼ね、この大会をみんなで走る企画を立てました。私は、走ることより職場の方々とうまいビールを飲む目的で参加しました(笑)。

5月の山中湖は、気温や湿度が高くなり、暑さに慣れていない身体にはかなりこたえます。また、標高も800m前後と微妙な高さで、当時の私は、スタート直後から先頭に立ち、「ゴール後のビール!」だけを目指し、突っ走ったことを覚えています。もちろん距離もハーフなので、うまいビールを飲むために途中の給水は、最初から取る気もありません。

その日の天候は、爽やかに晴渡り、気温もかなり上昇しました。しかし、快調にとばせたのは10k付近までで、15kを過ぎた頃からペースはどんどん鈍りだし・・・残り2kからは、まさに死ぬ思いでした(優勝:68分28秒/写真)。

原因は、天候を無視した前半のオーバーペースと、給水を取らなかったことによる軽い脱水症状だったのです。今更ながらとても危険な走り方です。ゴール地点があと数百メートル先だったら間違いなく歩いていたでしょう。給水の必要性は、当時も十分認識していましたが、ゴール後の「ビール」と、自分自身の走力や体力を過信していたのです。

同じような経験をされた方もいるかもしれませんが、5月以降のレースはいろいろな意味で危険が伴ってきます。身体が暑さに慣れていないのに、気温や湿度はどんどん高くなり、紫外線も強くなってくるからです。至極当然のことですが、レース中の給水をはじめ各種暑さ対策は必要不可欠です。

特に、給水については、レース数日前から水を少しずつ摂取する「ウォーターローディング」をおすすめします。具体的には、仕事中も含め約1時間毎にコップ1杯程度(200cc前後)のミネラルウォーターを飲むようにします(コーヒーやスポーツドリンクはダメです)。これにより、無理なく体内に水分を蓄えることができ、レース中やレース後のダメージを軽減できます・・・。

しかし、何よりも大切なことは、余裕を持ってスタートし、笑顔でゴールすることです。この点を忘れず、スタート後も気持ちにゆとりを持ち、レースを楽しみましょう!

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