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別大マラソン・新たな歴史へ

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【別大マラソン・新たな歴史へ】伝統の別大マラソンが2月7日に開催されました。すでにご存知のとおり、多くのトップランナーや市民ランナーの皆様方と一緒に今回は、視覚障害者の部を設けていただきました。

あらためて、大会関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。

さて、今回の別大マラソンは、視覚障害者マラソンとしてリオ・パラリンピックの代表推薦順位を最終決定する大会と位置づけ、候補選手全員が出走しました。そして、その様子のテレビ中継をはじめ、各種報道関係に多く取り上げていただきました。

「目の見えないランナーは伴走者とどのように走るのか?」

「弱視とはどのように見えているのか?」

実は意外と知られていない点も多く、今回の別大マラソンを通じて多くの方に理解いただけたと、思っております。同時に若い選手より年齢の高い選手の多さに驚かれた方も多かったのではと思います。

例えば、今回の別大マラソンを走ったT11クラス(全盲)男子の新野選手は現在59歳ですが、昨年12月の防府マラソンでは「2時間57分17秒」の記録をマークしております。この記録は単に国内の年齢別で見ても上位にランクされる好記録でもあります。

このように、視覚障害者選手はパラリンピックだけでなく、年齢別でも国内トップクラスに位置するランナーも多いのです。そして、年齢を重ねる毎に記録を更新し、あるいは走力を維持・向上していくノウハウは、多くのランナーたちにも共有できる部分であると考えます。

今回の別大マラソンを通じて、多くの方々が視覚障害者マラソンにも関心を寄せていただき、更に多くの理解・協力者が増えていくきっかけになったと思います。同時に、視覚障害者ランナーたちが、年齢を重ねても高いレベルの走力や体力を維持・向上している点にも注目いただければ、これからの高齢化社会に対応する何かのヒントになるのではとも考えます。

引き続き、皆様方の絶大なるご声援をよろしくお願い申し上げます。

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