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パラリンピック・6

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【パラリンピック・6】リオ・パラリンピックも閉幕しましたが、今回は視覚障害クラスの中長距離種目の結果を振り返っておきたいと思います。特に、弱視クラスの男子1500mは、オリンピックの男子1500mより速いタイムだったことは既に大きく報道されておりますが、他の種目についても相当なレベルに到達しております。

◆T11(全盲・伴走有)男子1500m:1位/ケニア/4分3秒25、2位/ブラジル/4分3秒85、3位/トルコ/4分5秒42。◆T11(全盲・伴走有)男子5000m:1位/ケニア/15分16秒11、2位/ブラジル/15分17秒55、3位/ケニア/15分22秒96。

◆T11(全盲・伴走有)女子1500m:1位/中国/4分38秒92、2位/エチオピア/4分48秒49、3位/コロンビア/4分49秒33。

◆T13(弱視・伴走無)男子1500m:1位/アルジェリア/3分48秒29、2位/エチオピア/3分48秒49、3位/ケニア/3分49秒59。◆T13(弱視・伴走無)男子5000m:1位/ケニア/14分17秒32、2位/モロッコ/14分21秒04、3位/チュニジア/14分33秒33。

◆T13(弱視・伴走無)女子1500m:1位/チュニジア/4分21秒45、2位/チュニジア/4分30秒52、3位/スペイン/4分39秒99。

上記した以外に我々がメダルを獲得した男女のマラソンが実施されました。

正直言って、トラック種目においては、もはや強化の域をこえており、一般の速いランナーをもってしてもメダルを獲得できるか否かのレベルに到達しているのが現状です。もちろん、単に記録としては、T11クラスの男子1500mは既に4分を突破しています。同様に、T13クラスの男子5000mも既に14分を突破しています。

つまり、日本人がメダルを目指して戦える種目(競技)はある意味、オリンピック以上に厳しい状況に追い込まれていると言えます。その中においても、我々のマラソンは世界と何とか戦える貴重な種目であり、東京に向け日本をけん引していく種目でもあります。

あらためて、今回のリオでの結果をしっかりと分析し、2020東京に向けて一層の強化を継続していきます。

皆様方の絶大なるご声援をお願い申し上げます。

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