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秋の走り込み・2

【秋の走り込み・2】今回からマラソンを目指すトレーニングの要となる「距離走」について考えていきたいと思います。

特に、9月に入ると各地で距離走をメインにした練習会が開催されますが、長い距離を単独で積み重ねていくのは精神的にも厳しい面が多々あるので、このような練習会は積極的に活用してほしいですね。

かくいう私も千葉県富津市富津公園において「富津合同マラソン練習会」を主宰しており、今月からマラソンを意識した内容にシフトしていきます。皆様をお待ちしております!

さて、そんな中、先日の9月9日(金)から2泊3日の日程で、同地において日本ブラインドマラソン協会主催の強化合宿を実施しましたので、まずはその内容を振り返ります。

視覚障がいマラソンの選手たちが目指している年内のマラソン大会は、12月に開催される「防府読売マラソン」がメインとなります。同大会は視覚障がいマラソン女子の日本選手権を兼ねており、まずはこの大会で自己記録更新を目標に走り込んでいきます。また、男子選手の中には、同月開催の「福岡国際マラソン」に出場する選手もいます。

今回の強化合宿からは、12月のマラソンを意識した最初の強化合宿となりますが、9月23日と24日に福島県福島市においてジャパンパラ陸上競技大会も開催されます。同大会は今年最後のトラックレースにもなり、強化指定選手たちも参戦するので、それに向けた最後の強化合宿にもなりました。

■合宿初日):午後/3kトライアル。■合宿2日目):午前/距離走(20k~30k)、午後/調整ジョグ+1kトライアル。■合宿3日目):午前/3kトライアル。

今年度は特に、「スピード強化」を重点課題のひとつとして取組んできたので、今月のジャパンパラ陸上大会は、その成果を見極める最重要大会となります。もちろん、選手たちに対しても常に意識付けをしてきたので、どの選手も例年になくスピード強化に挑みました。

上記した先日の合宿においても、3kや1kで自己記録を叩き出す選手も多く、ジャパンパラ陸上大会での自己記録更新はもちろん、日本記録更新も十分に期待できるゾーンに入っています。

あらためて、今月から本格的なマラソンの走り込み期に入って行きますが、まずはジャパンパラ陸上大会においてスピード強化の成果を手にし、マラソンシーズンに向けても良い流れを引き寄せてほしいと思います。

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