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寒さ対策?

【寒さ対策?】第49回防府読売マラソン大会が、12月16日(日)に開催されました。この大会は、第19回日本視覚障がい女子マラソン選手権大会も兼ねており、IPC登録をしている選手たちも多数参加しました。

大会関係の皆様をはじめとする多くの方々のご理解とご尽力で「視覚障がいの部」もこの防府読売マラソン大会にすっかり定着してきました。あらためて御礼申し上げす。

さて、今大会は事前の天気予報から雨が懸念されていましたが、当日はその予報が更に悪い方に変わり、スタート前から冷たい雨模様となりました。この時期の雨は身体の体温を奪い、濡れた路面や水たまりの影響で後半は脚の筋肉も固まります。スタート前から苦戦が予想された今大会でした。

ちょうど2週間前に開催された福岡国際マラソンは、気温が20度を超える暑さに多くのランナーが後半失速していましたが、今回の防府読売マラソンは冷雨に体温を奪われ、懸念したとおり多くのランナーが後半失速していました。

そんな中、一般男子は2週間前の福岡国際マラソンも走った川内優輝選手が、冷雨に負けないスパートで見事な優勝を飾っていました。スタート前から「雨や寒さは得意」と、豪語していましたが、まさに有言実行の見事な走りでした。

一方、視覚障がいの部は、男子選手は20kを過ぎたあたりから寒さの影響でほぼ全選手が失速。女子選手も冷雨に苦戦していましたが、3選手が自己記録を更新するなど、逆に完走した選手はほぼ目標どおりのタイムでゴールしました。

冬の雨や雪などの寒さの厳しいコンディションは、比較的体脂肪の多いランナーが上位でゴールします。今回の防府読売マラソンも優勝した川内優輝選手を筆頭に、体格の良い選手が上位を占めていました。同様に、体脂肪の多い一般女子ランナーたちも元気にゴールしていた方が多かったように見受けられました。

この後、視覚障がい選手たちは2月の別大マラソンを目標に走り込みを強化していきます。至極当然のことながら2月のマラソンも冷雨や雪の可能性もあります。一方で、気温が15度を超えて春の陽気となり、逆に暑さで大きく失速する可能性もあります。

2年後の東京パラリンピックは、暑さ対策ばかりに目が行きますが、年間を通じて様々な状況下で実戦を経験した選手が本物の強さを手にすることができます。これから年末合宿でしっかりと走り込み、2月の別大マラソンで自己記録更新を!

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