【別大マラソン】第68回別大マラソン大会が2月3日に開催されましたが、今年の大会ほど天気予報が外れたケースは記憶にありません。
数日前からの天気予報は、南寄りの風が強く、気温も17度前後と、マラソンにとっては厳しいものでした。更に、当日の朝の天気予報も、厳しいコンディションになるのは間違いない予報でした。
大会当日、スタート地点のうみたまごに到着したのは9時30分。この時点では天気予報と違い、曇りで肌寒く感じました。果たして、12時00分スタート時の天気は、「晴れ、気温12度、湿度62%、北北東の風1.5m」と見事に天気予報は外れ、逆に絶好のコンディションとなったのです。
レース結果は、日本男子3選手が2時間10分を突破し、MGCの切符を手にしていました。また、同時開催いただいた「第19回日本視覚障がい男子マラソン選手権大会」においても、自己記録達成者が多数でました。
一方で、目標タイムを達成できなかった選手もおり、コーチとして反省する点も多かった大会でした。特に、昨年の11月から12月にマラソンを走り、この別大マラソンを目指してきた選手たちの調整については、しっかりと振り返ります。
また、日本人トップでゴールしたのは二岡選手でしたが、閉会式後にたまたま話す機会がありました。日々のトレーニングについて伺うと、誰もが実施しているインターバルトレーニングや距離走は至ってシンプルで特別なものはなく、自らの強い意志で、愚直に継続している印象を強く受けました。
同時に、そのことを話す姿は悲壮感がなく爽やかで、モノのとらえ方や考え方はとても好感がもてました。二岡選手とは短い会話でしたが、何か忘れていたことを考えさせられる時間でした。
さて、来年の東京パラリンピックに向け、最重要大会のひとつである世界選手権マラソン大会が、4月のロンドンマラソンで開催されることが決定しました。視覚障がい選手たちにとって、次の目標はその大会になります。
引き続き、日々のトレーニングを愚直に継続していきます。
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