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再び走り込み・6

【再び走り込み・6】WPA世界陸上競技選手権大会がドバイで開催されました。視覚障害・中長距離のT11クラス1500mと5000mに和田選手と唐澤選手が出場。それぞれに2名のガイドがサポート、更に安田がコーチとして帯同し、計7名で同大会に挑みました。

また、今大会は4位以内に入賞すると、来年開催される東京パラリンピック代表権を獲得することができるため、両選手がそろってその権利を獲得することを最大の目標としました。

結果は、1500mで和田選手が4位入賞、5000mで唐澤選手が銅メダルを獲得し、目標どおりに2人とも来年の東京パラリンピック代表権を獲得することができました。

まずは、ここまでご支援ご協力いただいた関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。

さて、今回の遠征は5日にドバイ入りし、15日帰国の日程でした。レースは、7日の夜に1500m予選、翌日の夜に決勝。日にちをあげて、14日の朝に5000m決勝の競技日程で実施されました。

今回の競技日程は、5000mを本命にしていた我々ににとってはベストに近いスケジュールでした。まずはドバイ入り後、直ぐに1500mがあり、それを5000mに向けた最終トライアルと位置付けることで、のびのびと挑むことができました。

具体的には、ドバイ入りした5日と6日は昼間を避け、夕方から軽めの調整を実施して7日夜の1500mに挑みました。T11クラスの1500m決勝進出は6名と「狭き門」なのですが、両選手とも予選を突破し、世界のベスト6入り。更に決勝では和田選手が日本新記録で4位入賞を果たし、東京パラリンピック代表権を獲得しました。

翌日の9日からはトレーニング時間を朝9時に変更し、現地の暑熱順化と疲労回復を意識して調整していきました。ドバイ9時の天候は、ほぼ晴れで気温は30度弱ですが、湿度が30%台と乾燥しています。したがって、日本の猛暑を経験している我々としては、特に気になる暑さでもないと判断し、持ち込んだ暑熱対策もいくつかはしょって体を順化させることができました。

また、年間を通じて強化合宿などで測定している、「尿と唾液」の数値も好調ゾーンに入っており、14日の5000m決勝は唐澤選手が見事に銅メダル獲得。同時に、東京パラリンピック代表権を獲得しました。

あらためて、今大会の成績や調整内容と測定数値などを詳しく解析し、来年の東京パラリンピックに向け、強化合宿や最終調整の精度を更に高めていきます。

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