【マラソンコース】12月8日は奈良マラソンが開催され、今年は10回記念大会となりました。また、縁あってこの大会には、第1回大会から私がコーチする選手(市民ランナー)たちも参加しております。
コースは起伏の連続で、「日本一きついコース」ともいわれているようです。確かに私の選手たちも自己記録と比較すると、5分から10分程度遅くなっている感じですが、コースの起伏に関係なく参加者は毎年増えています。
さて、マラソンコースは大会ごとに特徴があります。平坦で記録を狙いやすいコース、ある一定の距離を周回するコース。そして、起伏の激しいコースなど、様々なコースがあり、ランナーにとって大会ごとに特徴のあるコースを走れることが、大会に参加する大きな理由のひとつになっています。
実は、奈良マラソンのように起伏の激しいコースといっても、スタート地点とゴール地点が同じ(近く)であれば高低差は「0」ともいえます。つまり、道中の起伏は上りがあっても必ず同じ分の下りがあることになるからです。
実際に奈良マラソンは「日本一きついコース」といわれていますが、男女の大会記録は決して遅くない記録です。もちろん、わざわざ起伏のあるコースを走るより、平坦を走る方が楽に走れますが、起伏の激しいコースも攻略することは可能なのです。
また、いわゆる公認コースや公認大会を取得するにはいくつかの条件があり、それを満たしていないと記録自体も公認されません。特に、ある一定の記録を突破しないと出場できないエリート大会を目指しているランナーは、大会やコースが公認条件を満たしているか否かを予め確認しておくことは必須です。
近年は参加者が1万人をこえるような大きなマラソン大会においても、公認条件を満たしていない大会も多くあります。記録にこだわりを持っているランナーは必ず確認してから申し込みをしましょう。
今も昔も記録を出したあと、その記録が公認されないことを知り、あらためて公認記録の取得ルールを確認するランナーがいます。自己記録を更新するのはランナー自身の努力ですが、記録が公認されるか否かはランナー自身の努力ではないので、逆に悔やまれます。
本気で記録を目指しているランナーの皆さんは、あらためて確認しておきましょう。
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