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防府読売マラソン

【防府読売マラソン】第50回の節目となった防府読売マラソン大会。そして、同時開催させていただいている「視覚障がい女子マラソン日本選手権大会」も、ちょうど20回となりました。

更に、プロランナーとなった川内優輝選手もこの大会にほとんど毎年のように出場していますが、今回で何と100回目のマラソンとなったようです。偶然とはいえ、これだけ節目となる話題が重なることは珍しいことです。

さて、来年はいよいよ東京パラリンピックですが、今回の視覚障がい女子マラソン日本選手権大会で優勝。あるいは上位入賞した選手が、そのまま東京パラリンピックの代表選手に選考されることはありません。

また、パラリンピックの場合、単純に国内選考大会で上位〇位に入れば日本代表に選考されるとは限りません。パラリンピックに出場するための出場枠を別に獲得する必要があり、オリンピックにはない独特の国際ルールがあるからです。

特に、出場枠を獲得する上で記録はとても重要視され、世界ランキングの上位にランクされることはとても重要です。しかし、パラリンピックの場合、WPA公認の大会でマークした記録のみしか世界ランキングに反映されません。

ところが、国内で実施されるWPA公認のマラソン大会はあと数レースです。そのため、積極的に記録を狙える大会としては、事実上この大会が最後になる可能性もあります。今回、この大会にエントリーした選手たちもこの大会で自己記録更新を最大の目標に調整してきました。

大会当日は、少し気温が高めでしたが、風もほとんどなく絶好のコンディションとなり、どの選手もスタートから積極的に自己記録更新を狙って走りました。結果は、男子の1位と2位に入った選手が自己新記録を達成。

注目の女子は6選手が出走し、3選手が自己新記録を達成することができました。また、自己の持つ世界記録更新を狙った道下選手でしたが、惜しくも及びませんでした。しかし、今季世界ランキング1位に返り咲く好記録をマークすることができました。

東京パラリンピック視覚障がいマラソンの国内選考大会は、2月の別大マラソン大会を残すのみとなりました。この後、年末に強化合宿を実施しますが、全員で切磋琢磨しながら更なる記録更新を狙っていきます。

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