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千秋楽

【千秋楽】12月21日、日本体育大学において長距離記録会が実施されました。今回、日本体育大学関係者のご理解とご協力により、WPA公認大会として視覚障がい選手が出場できることになりました。あらためて御礼申し上げます。

同大会には、日本ブラインドマラソン協会の強化指定選手たちがエントリーし、2019年最後の記録更新に挑みました。特に、来年の東京パラを目指している選手たちは自己記録を更新し、世界ランキングを少しでも上げておくことは必須条件です。

記録会当日の天候は曇り、気温は10度以下とかなり冷え込みましたが、風もなく、長距離種目にとっては絶好のコンディションとなりました。注目の視覚障がい男子選手が出場する5000mは12時15分スタート。

日本体育大学の選手たちと一緒にスタートしましたが、最初からハイペースです。特に、T12クラスで単独走の熊谷選手と堀越選手にとっては少し厳しいレース展開と思えましたが、両選手とも最後まで粘りに粘りました。

熊谷選手(T12)/15分10秒59(自己新記録)
堀越選手(T12)/15分28秒45(今季自己最高記録)

夏以降、調子を落としていた堀越選手もよく我慢しました。そして、堀越選手の後もなだれこむように次々とゴール。

和田選手(T11)/15分32秒87(自己新記録・T11日本新記録・T11アジア新記録)
唐澤選手(T11)/15分39秒02(自己新記録・T11日本新記録・T11アジア新記録)
高井選手(T13)/15分47秒78
谷口選手(T11)/16分08秒68(自己新記録)

同一の5000mレースで視覚障がい選手5名が15分台でゴールしたのは日本初。ここまでチームジャパンとして切磋琢磨してきた成果です。特に、この1年間は各選手が自覚と自信を持って積極的に走り込んできた努力が、実を結んできました。

来年も今年の良い流れを継承し、ぶれることなく愚直に走り込んでいきます。

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