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合宿の意味・3

【合宿の意味・3】北海道北見市で実施中の強化合宿は前半の山場である「5000mタイムトライアル」を本日実施しました。今合宿2日目に「3000mタイムトライアル」を実施したので、2回目のタイムトライアルになります。

結果は、東京パラリンピック日本代表内定選手である男子の堀越選手が、自身のセカンド記録に相当する「15分1秒」で駆け抜けました。また、同じく日本代表内定選手である女子の道下選手に関しては、自身の持つ日本記録を30秒以上更新する「18分37秒」をマーク。

両選手とも4月から5月までの自粛期間もしっかりとトレーニングを積めていた選手たちです。もちろん、その間は孤独なトレーニングでしたが、自分自身との葛藤を繰り返す中で精神面もたくましく成長していました。そして、その成果が本日のタイムトライアルでした。

実は、合宿2日目に実施した「3000mタイムトライアル」において、本日のタイムを予測できていたので、最初からその記録を狙い、その通りのタイムでゴールしました。このように、タイムトライアルの場合、やみくもに最初からただ単に頑張るのではなく、正確な狙いを定めて走る点はポイントです。特に、「3000mタイムトライアル」を定期的に実施することは、様々な視点からも重要な目安になります。

また、本日はホクレンディスタンス網走大会も開催されましたが、今回も強化合宿にサポート役などで帯同している山口選手も女子5000mに出場し、15分34秒の自己新を達成しました。彼女もその3000mタイムトライアルを一緒に実施し、9分19秒で走っていました。その結果から本日の3000mも9分18秒から20秒で通過すれば、15分30秒前後の記録が出ることは予測できていました。

果たして、本日の3000m通過は「9分20秒」。ラスト300mから実業団選手たちに競り負けましたが、目標はマラソンなので特に気にする必要はありません。マラソンに必要なスピードが十分に備わってきている点を確認できたので目的は達成です。

さて、明日から本格的な走り込みに切り替えます。早速、明日の早朝8時から「40k走」を実施します。来週の水曜日までの間に、40k走を3回実施予定です。夏の走り込みは、ペースを落とし、じっくりと走り込んでいくことがポイントになります。

ところが、頭では理解していても実際は、ペースが速くなってしまうランナーは意外と多いのです。特に、マラソンをうまく走れないランナーほど、ペースが速くなったり、意図的に速く走ろうとする傾向にあります(私の経験上)。

夏の走り込みはこれからなので、特に1本目の明日は気楽にいきます。

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