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夏を走る・4

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関東地方の梅雨もあけました・・・。そして、いよいよ本格的な夏の到来です!

気温の高さ、湿度の高さ、更に不快感・・・、どれをとってもランニングには、最悪の季節となります。と言いながら、ランニングを日々の日課にしている人が、暑さを理由に7月から8月の2ヶ月間、全く走らないことは、逆に難しいことでもありますね(笑)。

そこで今回は、これまでも何度か考えてきた夏のランニングに対する注意点をもう一度復習していきます。

◆注意1).涼しい時間帯や場所を見つけて走る。

基本中の基本ですね。日中の暑い時間帯や炎天下でのランニングは余計な体力を消耗するだけでなく、熱中症や脱水症になる危険が伴います。やはり、涼しくなってきた夕方からか、早朝ランニングが良いでしょう。更にもう少し細かく見ると、夕方から夜にかけての時間帯より、早朝の方が気温が下がっています。つまり、夏のランニングは涼しい早朝が最も快適とも言えます。また、ランナー的な規則正しい生活リズムを保つためにも、早朝ランニングを定着させることはとても有効的です。

◆注意2).距離(距離走)でなく、時間(時間走)で。

早朝や夕方の涼しい時間帯を選んで走ったとしても、ランニングを実施するには厳しいコンディションであることに違いありません。そのため夏のトレーニングの場合、ある距離を走ろうとしたとき、その日の気温や湿度を考慮した適切な設定タイムを導きだすことが必要です。ところが、気温が10度のときと、気温が30度のときの違いを判断するには、相当な経験と知識が必要になってきます。そして、実際にある設定タイムでスタートし、気温が高過ぎて途中で止めてしまった場合、肉体的にも精神的にも大きなダメージが残ります。そこで、最初から距離と言う概念を捨て、時間で走るようにします。もちろん、気温が高いと感じたなら、ウォーキングからスタートし、少しずつランニングに移行していく方法も良いでしょう。つまり、ゆっくりでも動き続けることを考えていきましょう。

◆注意3).水分補給は確実に。

今更説明する必要もないと思いますが、夏のランニングにとって最重要事項ですね。その最大の理由として、人は汗をかくことで体内の熱を外に逃がしているので、水分補給をせず走り続けることは体温の上昇と共に、体内がどんどんオーバーヒートしていき、まさに自殺行為となるからです。だからこそ、しっかりと確実に水分補給を実施して下さい。次に、給水をとる具体的な目安として、15分から20分程度に1回、水分補給をしてほしいと思います。また、給水の中身は単純に水のみを補給するのでなく、ミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウム等)が含まれているスポーツドリンクを薄めたものを飲むようにしましょう。なぜなら、ミネラルが不足すると筋ケイレン(脚がつったりする状態)がおこり易くなるからです。特にランニング中に、よく足のつる人は給水の中身を再検討してみると良いでしょう。

以上、主だった事項について記載しましたが、暑さに対する適応力や体質等については、個人差が大きいのも事実です。大切なことは自分自身の身体と体調によく耳を傾けるのと、自分自身の体力を過信しないことです。

皆さんも無理のない範囲で、夏のランニングを楽しんでほしいと思います。

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