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ExpertRacing・1

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◆ExpertRacing:マラソンで4時間以内を目指す人。

はじめに、4時間以内と言っても、実は目標が3時間30分であったり、3時間突破(サブスリー)であったりと、レベル間や走力に大きな幅があります。また、その違いは見た目の時間差以上に大きく、ひと括りで考えていくことには、かなりの無理があります。

そこで、これから考えていく「4時間以内を目指す人」のレベルとして、3時間40分程度までをひとつの目安として話をすすめていきます。それは、1kあたりのペースに換算すると、5分前後あたりから5分40秒をきる程度のペースとなります。

前回、5時間以内を目指す人のペースは、日々のジョギングペースとほぼ同じであると、話をしました。では、4時間以内を目指していく人の場合は、どのようになるのでしょうか?

スピード的な話からすると、1kあたりのペースが5分前後にアップし、それを最後まで持続していく走力が求められます。そのためには、5時間以内を目指す場合にはあまり重視されていなかった、スピード的な要素も必要になってきます。

具体的な言い方をすると、10kで50分を突破するスピードが必要となってきます。つまり、1kあたり4分台のペースで10kを走り通せるスピードです。そのためには、単純にジョギングペースだけのランニングでは、これまで突破してきた壁と同じように、4時間を突破していくことは難しくなってきます。

そして、もうひとつの重要な要素として、スタミナがあります。それは、トレーニングの段階において、30kをある一定のペースで走り切れるスタミナと、より正確なペース感覚がひとつの目安となってきます。

と、このように話をしていくと、必要以上に難しく考えたり、ある日突然、身の丈を大きく逸脱したスピードトレーニングを開始する人が必ず出てきます。そして、その結果、故障や怪我をしてしまうケースが後を絶ちません(涙)・・・。

どんなレベルの人でも同じですが、何事も一気に上げ過ぎないことが大切です。経験的な話になりますが、走行距離を例にとっても、1ヵ月あたり2割程度のアップまでです。具体的には、月間走行距離が200kの人なら、250k前後でとどめるようにしましょう。

また、マラソンを目指していくトレーニングで大切なことは、自分自身にとって凄いトレーニングを実施するのでなく、良いトレーニングを継続していくことが重要なポイントです。それは、故障や怪我を防止することにもなり、身の丈にマッチングしたトレーニングの継続へと・・・。

特に、4時間以内を目指す人は、記録に対する意欲や意識がこれまで以上に高まってくるレベルでもあります。それだけにまずは、これまで同様、無理のないトレーニングの継続を意識していきましょう。

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