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2023春を走る・6

【2023春を走る・6】新年度初日からいつもの千葉県富津市において強化合宿を実施しました。また、新年度最初の目標となる「かすみがうらマラソン大会」のちょうど2週間前と言うこともあり、練習内容も調整メイン(量を落として質を上げていく)で実施しました。

さて、昨年は東京パラ翌年となりましたが、代表選手たちはそのときの調子を維持したまま強化合宿を消化していきました。その結果、トラック種目での自己記録更新やマラソンでも好調をキープする選手が多く、逆に驚いていました。

ところが、昨年の夏を境に好調をキープしていた代表選手たちは、足並みを揃えるように調子を落としていきました(詳細は割愛します)。最初は「少し休めばよい」と、それぞれに話をしていましたが、まともに走れない状態のまま2023年を迎えてしまいました。

もちろん、調子が戻らない選手自身の焦る気持ちは手に取るように伝わってきますが、さすがに「これはまずい」と、私の方も焦っていきました……。

そんな状況下での強化合宿でしたが、久々に主力選手たちがほぼ揃い、懸念していた調子もようやく上向きに転じていることを確認することができました。至極当然のことですが、どんなに強い選手でも必ず好不調の波があり、ケガや故障もします。

「もっと速くなりたい!もっと強くなりたい!」

そして、どんな選手もその思いに突き動かされ、日々の苦しい練習を耐え抜きます。その結果、目標の記録や成績に到達したときの達成感は何物にも代えがたく、何よりも次の目標に向け、さらに苦しい練習に耐え得る動機付けにつながります。

また、人には欲があり、良かったときほど「もっと上を」と、どんな選手も指導者も前向きにコメントします。しかし、その瞬間から落とし穴があることが多く、練習の強度を少し上げただけなのに、疲労の抜け具合などが微妙に変化し、やがて大きなケガや故障に結び付くケースは多いのです。かくいう私も、同じような状況を繰り返してきました(コーチとしても)。

「迷ったら休養」

まずは今月の「かすみがうらマラソン大会」ですが、来年のパリパラに向けてもこの言葉を忘れないように……。

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