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2024夏を走る・6

【2024夏を走る・6】7月3日から北海道北見市で強化合宿を実施しております。毎年のことながら、北見市の皆様をはじめとする多くの方々のご理解とご支援により、今年も強化合宿を実施することができました。あらためて、厚く御礼申し上げます。

また、今回の強化合宿はパリパラマラソンに向けた最重点合宿のひとつでもあり、特に日本代表に選考された選手たちは、メダル獲得を目標に意欲的に走り込んでいます。具体的には、本日までの合宿前半で、40k走を2本。そして、ホクレンディスタンス北見大会の5000mに出場。

さて、今回のパリパラマラソン代表枠を獲得するための基準が、WPAの不手際により最後まで迷走しました。そのため、東京パラマラソンで金メダルを獲得した女子の道下選手と銅メダルを獲得した男子の堀越選手(他の選手も)は、パリパラマラソンの代表枠獲得のため、4月の「かすみがうらマラソン」も走らざるを得ない状況に追い込まれました。

大会当日は、想定どおりの暑さが選手たちを苦しめ、消耗戦となる激しいレースになりました。しかし、両選手ともパリパラマラソン日本代表につながる記録でフィニッシュ。ところが、懸念していたとおりのダメージが身体にも残り……。

結局6月から開始したパリパラマラソンに向けた走り込みにもその影響を引きずっていました。しかし、前述した3回のポイント練習は何とか無事に消化することができました。特に、パリパラマラソン代表に選考された選手たちは、パラマラソンの経験もあり、ここまで多くの困難を乗り越えてきた実績があります。

そのパラマラソンは、いわゆる夏マラソンであり、速さよりも強さが求められます。そして、その強さの裏付けは経験になります。その経験は、単に夏マラソンを走ったことだけでなく、その夏マラソンに向けたトレーニングの経験と実績が重要になります。

8月後半から9月前半に開催予定のマラソンを目標にした場合、多くは5月から6月に本格的なマラソントレーニングを開始します。つまり、夏マラソンで戦うためには、気温や湿度がどんどん高くなっていく春から夏に向かって、トレーニングの量と質を上げていく過酷な作業にもなります。

さらに、9月8日に開催予定のパリパラマラソンのコースは、鋭角に曲がる箇所や石畳の路面が多く、そのうえ小刻みなアップダウンが連続する難コース。それらの点を踏まえると、これまでのパラマラソン以上にスタミナ強化がメダル獲得へのカギとなります。

今回の強化合宿後半は、ホクレンディスタンス網走大会で5000mを走り、翌日に3本目の40k走を実施予定です。そして、夏マラソンを攻略する最大のポイントである「ナタの切れ味」を身につけるため、今回の強化合宿から8月14日までの間、さらに走り込む量を増やしていきます。

※写真:選手たちが走っている両端の雑草は我々の練習日程に合わせ、地元の関係者が除草作業など、コース整備を行っているのです(毎年)。感謝です!

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