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2024秋を走る・6

【2024秋を走る・6】駅伝ファン待望の学生3大駅伝の開幕となる出雲大学駅伝が開催されました。そして、今年の出雲大学駅伝は、まるで駅伝ファンの期待に応えるかのように、優勝候補の駒澤大学と国学院大学が最終区間まで見応えのある素晴らしいレースを見せてくれました。

この後、いよいよ箱根駅伝予選会があり、全日本大学駅伝へと続いていきます……。

同じように、実業団選手たちも元旦のニューイヤー駅伝を目指し、各地区の予選会が迫ってきました。そんな中、いつもの千葉県富津市富津公園で練習会をしていると、11月3日に開催される東日本実業団対抗駅伝に出場する実業団チーム(強豪2チーム)が、実戦に近いペースでのトライアルをしていました。

たまたま両チームのスタッフの方々とお話をする時間があったので、状況などを伺ってみたところ、特に東日本地区は厳しい戦いになるとのことでした。詳細は割愛しますが、要は東日本地区からニューイヤー駅伝に出場できる枠が、12枠から10枠に減ったからです。

ただでさえ東日本地区の出場権争いは激烈になっている中、2枠減は想像を絶する争いになることは必至です。一方、駅伝は日本の長距離界においては欠かすことのできない伝統競技であり、特に実業団選手にとっては選手生活の根幹でもあります。

それだけに、いつも拝見している実業団選手たちの様子と、この時期の緊張感などは明らかに違います。特に、プロスポーツは努力すれば誰もが報われることはなく、自己新記録を達成しても相手に負ければ、それで選手生命が終わりになることもあります。

また、私の現役時代と違い、今の実業団選手たちは、箱根駅伝(大学駅伝)を走った選手たちが多数を占めています。その大学駅伝では、仮に負けても「最後までよくやった」「最後の粘りは次につながる」など、選手もファンも涙にくれ、最後は情に流されていくような話で完結することは多いと感じます。

もちろん、実業団選手にもそのようなことはありますが、ニューイヤー駅伝に出場できるか否かのボーダー争いをしているチームの現状は本当に厳しいと思います。具体例としては、次年度以降のチーム存続問題。選手個々の移籍や引退問題など、成績次第では厳しい現実がまっている場合もあります。

駅伝ファンのひとりとしては、どのチームも選手たちも力を出し切ってほしいと願っております。そして何よりも、最後まであきらめない「熱い走り」が、次世代選手の夢や希望などにもつながっていくと信じております。

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