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マラソン・2

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今回から「期わけ」の話しを少ししていきます。

「目標のマラソン大会に向け、どこの週末で、どれくらいの距離走やLSDを、どんなペースでどのような目的で走るのか?」・・・言葉で表現すると、このように何だか難しい話しになります。しかし、トレーニングの流れでもあり、道しるべ(骨子)となる部分を最初にしっかりと決めることは、とても重要です。

実は最も良くないパターンの例として、・・・9月に入り最初の週末は友人と30k走を実施。そして、翌週は2時間LSDと決めていたが、クラブチームの40k走があることを知り、慌てて参加。ところが、その40k走は途中でリタイヤ。気持ちをあらたにして、翌週に単独で40k走に再挑戦。しかし、当日の体調不良も重なり再び途中リタイヤ。・・・いかがでしょうか?このようなパターンに陥っている人はいませんか?

では、なぜこのようなパターンは良くないのでしょうか?

◆1).気がつかないうちに目標がマラソン大会でなく、トレーニングを実施することにすりかわる。◆2).場当り的に走るので故障や怪我が多くなり、トレーニングに対する意欲やモチベーションが下がってくる。◆3).自分自身の調子や体調を正確に把握できなくなってくる。◆4).狙ったマラソンに調子や体調を合わせることが難しくなる。◆5).目標にしていたマラソンを走り終えた後、「なぜ良かったのか?なぜ悪かったのか?」の要因をトレーニングの流れから振り返ることが難しい。◆6).次のマラソンに向け、経験したトレーニングの流れや実績を、自分自身のノウハウとして蓄積していくことが難しい。・・・以上のようなことから結果として、常に同じような失敗を繰り返し、マラソン自体が嫌いになっていく?

と、すぐに考えられる事項を簡単にあげてみるだけでも、これだけのマイナス要因があります。もちろん、計画していたトレーニングも、その日の体調や天候等により、止むを得ず変更するときもあります。しかし、その場合でも最初にトレーニングの流れや計画、更にその目的を明確にしておくことで、修正も比較的容易となります。

さて、マラソンは単に完走を目標にしたり、記録更新を目指すことだけが目的ではありません。目標のマラソンを目指していく過程での気持ちや身体の変化を自分自身で感じ取り、その変化を楽しむことで、日々のランニングライフもより充実していきます。そのためにも、目標のマラソン大会に向けたトレーニングの「期わけ」について考えておくことは、大切なことなのです。

つづく。

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