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横浜国際女子マラソン

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国内初の周回コースとなった横浜国際女子マラソン大会が、11月15日に横浜で開催されました。私がコーチする選手(市民ランナー)7名もエントリーし、このマラソン大会を目標にトレーニングを積み上げてきました。まずは、その結果を下記に記載します。

◆横浜国際女子マラソン結果).M・KO選手/2時間41分04秒、M・SI選手/2時間51分04秒(セカンド記録)、M・YA選手/2時間52分46秒(自己新記録)、M・SA選手/2時間56分29秒(サード記録)、M・KA選手/2時間58分39秒、A・KA選手/3時間6分56秒、K・TO選手/DNF。

大会当日は、スタート時の気温が20度をこえており、最も恐れていた海岸からの風もかなり強く、選手にとっては厳しいコンディションとなりました。案の定、先頭集団のスピードも序盤から上がりません。また、時間の経過と共に風がどんどん強くなり、3週目となる28k以降は応援しているのも辛く感じるほどの突風が、時折吹き荒れていました。

マラソンは走っている時間が長いだけに、コースの特性や気象条件等に大きく左右されるスポーツです。今回の横浜は沿道から応援していて、その強風に体力を奪われ、大きくリズムを崩して後半失速する選手が多かったように見受けられました。そして、実際に歩き出したり、途中の関門で係員に止められる選手の姿を目の当たりにすることは、とても辛く苦しいことです。

私は、日々の練習の中で「市民ランナーの人たちが、無理して雨の中や風の強い日までも頑張って走り込む必要はあるのだろうか?」と、心の中で葛藤するときが多々あります。しかし、実業団選手(プロ)も市民ランナーも、同じランナーであるならどんな人でも、マラソン大会という発表会の舞台を目指して走り込みを地道に継続します。ところが、今回のように思いがけない悪コンディションにぶつかり、家族や職場の仲間が多数応援する目の前で涙ながらにリタイヤしたり、大きく失速している状況にコーチとして必ず立ち会います。それは最も辛い場面となりますが、それは現実です。

そして、そんな時は逆に「あの時、コーチの私が、雨の日や風の強い日でも、妥協することなく計画どおりのトレーニング指示を継続できていたなら・・・」と、必ず自責の念にかられます。

このように、今回もマラソンを深く考えることが多かった一方で、厳しいコンディションに負けることなく自己記録を更新したり、目標タイムを達成する頑張りを見せた選手もいました。もちろんコーチとして、これほどうれしくて充実した気持ちになることは、他にはありません。

マラソンは、走った選手はもちろん、携わった人たちに対しても様々な影響を与えるスポーツなのです。そして、そんなマラソンに関わり続けられることに感謝し、これからも選手たちと共に成長していければと、あらためて強く感じた「横浜国際女子マラソン大会」でした・・・。

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