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最終調整

調整期

【調整期】早いもので今年も残り2ヵ月となりました。また、駅伝・マラソンシーズン真只中となり、週末ごとにテレビ中継があります。そして、毎年のことながら嫌でもモチベーションが高まってくる時期です。

既にマラソンを走った方も多いと思いますが、一方で目標のマラソンに向けて調整期に入る方も多いと思います。調整のポイントは何と言っても「休養」です。しかし、頭で理解していても毎日走っている人が、走る距離を抑えていくことは意外と難しいものです。

それは、モチベーションが高まってくると同時に、今度は不安が頭の中を支配してくるからです。どんなレベルのランナーでも目標のマラソンが近づいてくると、「スタミナがもたないのでは?」とか「スピードが足りないのでは?」と、テレビ観戦や仲間たちの走りを見る事で、逆に焦りや不安が生じます。

特に、調整の一環としてハーフマラソンを走る方は要注意です。距離はマラソンの半分ですが、それなりに長いので、後半失速したり、最後まで身体が重く感じたりと、どんな状態で走れるかを予測してスタートするのが難しいからです。

更に、ハーフマラソンは20kをこえる距離のため、当日の天候に記録が大きく左右されます。この時期でも気温が20度を大きくこえると、練習で実施している距離走より遅い記録になったりもします。

「気温が高いから」とか「調整をしていないから」と、頭の中で理解していても、実際に悪いタイムを目の当たりにすると、どんな人でも落ち込み、動揺します。その結果、自分自身の現状を正しく判断することが難しくなります。

もちろん、逆のケースもあります。走り込みが順調に積めていると、身体が多少重く感じてもハーフマラソン程度なら自己記録を更新するケーズもあります。実は、このケースの場合、達成感を感じて気持ちが高揚するので、逆に自分自身の現状を正しく判断することが難しくなったりもします。

何れにしろ、最終調整期に入ると、多くの方が「迷い」や「不安」になっていくものです。既に何度もこのブログに書いているように、「迷ったら休養」がポイントになります。つまり、マラソンの調整は「やり過ぎ」より「足りない」程度がちょうど良いのです。

そして、最後まで風邪に注意です。

最終調整

【最終調整】北海道マラソンに向けた、最後の強化合宿を千葉県富津市において実施しました。今回の合宿も2年後の東京パラをシュミレーションした内容です。

暑い場所でマラソンを走る場合、ある程度の期間は涼しい場所で走り込みを実施します。これはどんな選手でも実施しています。

ところが、実際に走るのは暑い中なので、どこかのタイミングで必ず暑い環境に移動することになります。では、「涼しい場所から移動するタイミングは?」、「その結果、体調や調子はどうなるのか?」。

実は、それに対する明確な方法や答えはありません。過去の夏マラソンで成功した先輩方の残した実績を参考にしたり、個々の暑さに対する耐性を調べたりと、残念ながら夏マラソンを攻略するための明確な方法は確立されていないのが現状です。

もちろん、今回の富津合宿は2年後の東京パラに向け、試験的な要素も含んでいますが、闇雲に実施している訳ではありません。我々としても夏のパラリンピックを戦ってきた実績と、それに伴うノウハウは蓄積してします。

そして、それらも加味して今週末の北海道マラソンを目指してきました。

あとは最終調整です。最終調整の基本は「休養」です。この点は、年間を通じて同じです。

北海道マラソンを走る選手たちにとっては、いろいろな意味で不安要素もありますが、しっかり休養して挑んでほしいと思います。

最終調整

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【最終調整】1月25日の日曜日は、大阪国際女子マラソンをはじめ全国各地において多くのマラソン大会が開催されます。また、その翌週は伝統の別大マラソンも開催されます。あらためて、本格的なマラソンシーズンに突入です。

同時に、この時期の調整は雪や冷雨による体調への影響が大きく、春や夏のように雨中を予定どおりに走ることが難しい天候が多々あります。そのため、悪天候下で無理に走ることで、逆に体調を崩して取り返しのつかないことになってしまうケースも見受けます。本当に判断の難しい季節です。

一方で過去に、マラソン1週間前に風邪をひき、3日間程度寝込んでしまった選手もいましたが、逆にそれが良い休養となりマラソンでは大幅な自己記録を達成した方もいました。このように、不幸にして体調を崩してしまった場合でも最後まで絶対にあきらめない気持ちも大切です。

また、最終調整の段階で、「調子があがらない」、「走り込みが不足していた」等、あきらかに目標タイムを狙えそうにないと、自覚できている場合は深追いせず次のマラソンに向けた決断が必要です。具体的には次のようになります。

◆決断1).目標タイムを下方修正し、最初からペースを落として走る。◆決断2).途中リタイヤ(DNF)の可能性があるなら最初から棄権(DNS)する。◆決断3).棄権(DNS)を決断し、同じマラソンを走る仲間がいる場合は、仲間のサポートに徹する。

今更ながら目標のマラソンに調子を合わせていくのは、オリンピック選手でも至難の業です。同時に、それに向けた走り込み等に費やした時間や手間は膨大です。だからこそ直前の調整では不安と自信が交錯し、逆に誤った判断をするランナーが多くなるのです…。

あらためて、「休養第一」の調整に徹してほしいと願っております。

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