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パラリンピック

パラリンピック・2

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【パラリンピック・2】8月30日、全盲の和田選手、ガイド2名の計4名で成田空港からリオへ出発し、現地時間の8月31日午前8時前にリオへ到着しました。長いフライトでしたが、体調を崩すことなく無事に現地入りできたことは何よりです。

空港から選手村まではバスでの移動でしたが、道路もきれいに整備されており、大きな渋滞もなく選手村へ到着しました。また、選手村での各種手続きも驚くほどスムーズで、これまで経験したパラリンピックの中では最もストレスを感じませんでした。

早速、選手村で昼食をとりましたが、メニューや味も全く問題ありません。そして何より、我々が居住している棟の隣が食堂なので助かります。

夕方から選手村内で軽いジョギングをしましたが、最も広くコースを取って走ると、1周が約3kの周回となります。毎回そうですが、オリンピック・パラリンピックの選手村の大きさに驚きます。

翌日はトレーニングトラックにシャトルバスを利用して移動し、和田選手は移動の疲労と時差を解消するためのメニューを実施しました。その際の道路状況も大きな問題もなく、本当にスムーズに移動することができました。

現地時間の9月4日に後発の選手とガイドがリオへ到着します。これから約3週間の選手村生活がはじまりますが、選手やガイドはもちろん、スタッフも体調を崩すことなく、まずは健康第一でいきます。

パラリンピック

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【パラリンピック】大いに盛り上がったオリンピックも閉幕しました。中でも過去最高のメダルを獲得した日本人選手たちの活躍は多くの感動を残しました。

9月7日からはパラリンピックが開幕しますが、オリンピックに負けない活躍と大きな感動が期待されます。特に、オリンピックでは苦戦した男女のマラソンでしたが、パラリンピックの視覚障害者マラソンは、男女ともメダル獲得を目指します。

今年度は、5月のゴールデンウィークから8月までに5回の強化合宿を実施し、徹底した走り込みを重ねてきました。特に、7月の長野県菅平高原で実施した2回の合宿においては、連日50kをこえる走り込みを精力的にこなしました。

更に、8月は北海道北見市常呂町において、リオでのマラソンコースを想定し、海沿いに面したサイクリングロードを活用した実践的な走り込みを消化してきました。

同時に、強化合宿の重要な目的である「チームワーク」をより強固にすることができました。今回のリオには、男女代表選手6名、ガイドを含めたスタッフ10名、合計16名で編成するマラソンチームの絆は過去最高です。

マラソンは、現地時間の9月18日(日)9時00分スタートとなりますが、これから最終調整に入っていきます。調整の基本は「迷ったら休養」です。この点は、国内のマラソンであろうと、パラリンピックのマラソンであろうと全く同じです。

これから現地に入り、しっかりと仕上げていきます。

世界へ!

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【世界へ!】第20回の節目となった、関東身体障害者陸上競技選手権大会が東京都町田市において、7月4日(土)から2日間の日程で、IPC公認大会として開催されました。

さて、この時期は晴れると真夏日になりますが、今年は梅雨らしい雨と曇のコンディションとなりました。そのため、気温はそれほど上がらず雨も適度に降って、逆に絶好のコンディションとなりました。また、今年の10月にIPC世界陸上競技選手権大会、来年はリオ・パラリンピックと選手たちにとって最大の目標としてきた大会が目白押しとなります。

今大会は選手たちにとって、それらの大会参加に必要な参加標準記録突破を目指すための重要な大会にもなります。特に、今年の大会はどの種目も記録に対する緊張感が伝わってきました。

また、2020年東京パラリンピック開催が決定したことも後押しして、より専門的な環境で競技に取組む選手たちも少しずつ増えてきました。同時に各選手の陸上競技に対するモチベーションも格段にアップし、今大会は日本新記録や大会新記録のアナウンスを何度も耳にしました。

このように、少しずつではありますが、確実に選手の躍進を感じることもできた実りの多い大会だったと感じました。

この後、日本パラ陸上競技選手権大会が大阪長居において開催され、10月開催のIPC世界陸上競技選手権大会へと続きます。

皆様方の絶大なるご声援をよろしくお願い申し上げます。

大分国際車いすマラソン

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【大分国際車いすマラソン】11月9日(日)、伝統の大分国際車いすマラソンが開催されました。天候は雨と、車いすにとっては悪コンディション下でのスタートとなり、男子はスイスのマルセル・フグ選手が大会5連覇、女子もスイスのマニュエラ・シャー選手が大会2連覇と、今年も海外選手の強さが際立った大会でした。

男子のマルセル・フグ選手は、スタート直後から世界記録を上回る積極的な走りで2位以下を圧倒。特に、悪コンディション下では、早い段階で独走に持ち込む展開がより確実に勝利できます。この勝利の方程式にキッチリはまった形となり、マルセル・フグ選手の圧勝でした。

もちろん、日本選手たちも2位争いを展開しながら必死にマルセル・フグ選手を追いましたが、逆に離される一方となりました。実は、こちらも悪コンディション下ではよくある集団で追いかけるが故に負の連鎖にキッチリはまった形となり、最後まで誰も抜け出すことはできませんでした。

終始安定したフォームで高速ラップを刻んだマルセル・フグ選手の走りは、技術的な部分はもちろんですが、豊富な走り込みに裏打ちされていると強く感じました。

同時に、今回大差を付けられた日本選手たちは、出足からマルセル・フグ選手を簡単に逃がしてしまった点が最大の敗因であり、逆に十分勝機はあるとも感じました。

最後になりましたが、悪天候の中、大会を支えていただいた関係者の皆様、沿道で最後までご声援いただいた地元の皆様に厚く御礼申し上げます。

アジアパラ・1

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【アジアパラ・1】10月18日から韓国・インチョンにおいて開催される「アジアパラ競技大会」のため、10月14日に現地入りしました。また、陸上競技の日本代表選手及びスタッフたちも全員が無事に選手村への入村を完了しました。同時に、ここまで体調を崩している選手はなく、調整も順調です。

また、クラス分けを受けなくてはいけない選手たちも全員が無事にパスし、あらためてエントリーした選手全員が出場可能となりました。それは現地入りして、ここまで最もホッとした瞬間でもありました。

さて、アジアパラの選手村は、先月まで開催されていたアジア大会の選手村と同じになります。マスコミ等で選手村内でのトラブルや食事等についても各種報道もありましたが、ここまでは特に大きなトラブルもなく快適です。

そして、選手たちは選手村内の各施設や陸上競技場、それに隣接する練習会場への足となるシャトルバスにも慣れてきており、選手村での生活リズムを掴みつつあります。

いよいよ18日の夜に開会式があり、19日から熱い戦いがはじまります!

あらためて、皆様方の絶大なるご声援をよろしくお願い申し上げます!

2014ジャパンパラ

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【2014ジャパンパラ】先日の9月6日(土)から7日(日)の日程で、障がい者陸上競技大会の国内最高峰である「2014ジャパンパラ陸上競技大会」が、山口県において開催されました。大会には、来月開催されるアジアパラの日本代表選手をはじめ、全国から多くの選手が参加し、自己の記録に挑戦しました。

はじめに、記録について話しをすると、今大会で誕生した日本新記録は24個、大会新記録は43個でした。参考までに2012年の大会と、2013年の大会で誕生した日本新記録及び大会新記録の数は次のとおりです。

◆2012年大会/日本新記録:29個、大会新記録:53個。◆2013年大会/日本新記録:14個、大会新記録:34個。※パラリンピック及びアジアパラ実施種目以外の種目も含む。

大会のコンディションや会場等の違いがあるので、単純に比較することはできませんが、2012年はロンドンパラリンピック直前に実施された大会であり、各選手の調子やモチベーションがかなり高まっている状態でした。そして、昨年はパラリンピック後の大会となり、選手たちが一息ついた(?)状態でした。

今大会は、10月に開催されるアジアパラに向けた最後の大会となり、代表選手にとってはここまでの調整や調子を確認する絶好の機会となりました。そんな状況を加味すると、選手たちの調子やモチベーションは高まってきていると期待できます。特に、今大会はベテラン勢の頑張りと勢いを強く感じました。

いつの時代も常に、若手選手の育成、次世代選手の発掘と言っており、どのスポーツにおいても最重要課題のひとつであることに違いありません。しかし、科学的トレーニングが浸透してきた昨今では、ひと昔前なら既に引退している年齢に達していても、トップアスリートとして活躍している選手が多くなり、逆に年齢で選手生命を決める常識は無くなりつつあると感じます。

そして、どのスポーツも、若手選手の台頭はチームに勢いを与え、ベテラン選手の頑張りはチームに粘りを与えます。いつの時代もチームには、このバランスが重要と考えます…。

来月のアジアパラに向け、どの選手も最終調整に入っていきます。このブログで何度も記載しておりますが、調整の基本は「迷ったら休養」です。

そして、「風邪に注意」です。

絆・18

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【絆・18】GW中は、恒例となった日本盲人マラソン協会主催の強化合宿を、千葉県富津市において実施しました。また、女子選手の強化をスタートしてちょうど1年が経過しました。この1年間で自己記録を更新した選手、怪我や故障に悩まされた選手もいましたが、今年度も無事にスタートすることができました。

あらためて、皆様方のご支援ご協力に感謝申し上げます。

さて、盲人マラソンだけでなく、障害者陸上競技全体の最重要課題のひとつに、選手の「強化と育成」があります。盲人マラソンとして女子選手の強化をスタートしたのも、その理由のひとつです。ところが、それに該当する選手を発掘することは想像以上に難しいのが現状です。特に、選手層が極端に薄いため、選手間の年齢や競技歴のひらきがあり、強化・育成していく選手を増やすほど、そのひらきは大きくなっていきます。※「絆・16」を参照。

一般の競技においては20代が主力となり、30代あたりからベテラン選手と言われ、だんだんとフェードアウトしていくのが、一般的な競技歴になるかと思います。ところが、盲人マラソンは、この1年間で新しく強化指定に加えた選手の最年少は17歳、最年長は60歳と、親子以上のひらきがあります。

もちろん、一般選手も含めて、単に競技力を年齢や性別で判断することはできません。また、その必要もありませんが、年齢差によって日々の生活環境の違いも大きくなり、それが競技に対する意識の違いとなってくるのも事実です。そして、合宿を重ねれば重ねるほど、その意識のズレもお互いに見えてくるので、同じチームとしてベクトルを合わせていくことが、難しくなっていきます。

今後の課題として、この意識のズレを修正していく必要もあります。そのためには、ガイドランナー(伴走者)を含めたスタッフの意識改革も必要不可欠になります。しかし、この年齢差が大きなところも、逆にこの世界の特徴でもあり、様々な可能性を秘めている点であります。

道は年々険しくなっていますが、今年度も新しい選手や協力者を積極的に取り込みながら切磋琢磨していける環境を、更に向上させていきます。

引き続き、皆様方のご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

つづく。

絆・17

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【絆・17】4月13日(日)の富津合同マラソン練習会は、気温が10度前後と低めだったのですが、長距離を走るには絶好のコンディションとなりました。あらためて、この練習会を簡単に説明すると、1kを4分30秒と5分00秒で距離走を走るグループと、LSDの3グループがあり、私はLSDを担当しています。

そして、今回の練習会に全盲の谷口選手が単独参加。しかも私の担当する2時間LSDを走るとのことで、これまた久々に伴走をすることになりました。もちろん、今の私に谷口選手を伴走できる走力はないので、「絶対に速く走るな、LSDだから」と、念を押してのスタートでした…。

さて、谷口選手は神戸に在住しています。したがって、千葉県富津市で開催しているこの練習会に参加したいと言ったところで、簡単に参加するには難しい距離です。ところが、谷口選手はこれまでも富津練習会に何度か単独参加をしています。それも今回同様、前触れもなく単独で上京してきます。

今更ながら、それぞれの選手がどこでどんなトレーニングを実施するかは自由であり、目標どおりの記録や成績を残せているならどれも正しいトレーニング方法です。谷口選手についても同様で、日本盲人マラソン協会の強化指定選手と言いながらも、どこでどんなトレーニングを実施するかは、全て自己責任となります。

しかし、谷口選手は少しでも良い練習環境や走力のある伴走者を求めて自ら積極的に行動するタイプの選手です。悪く言えば場当たり的とも受け止められますが、全盲の谷口選手が白杖を片手に電車を乗り継いで移動する姿は、まさに「平成の山下清」です。

今回、土曜日の夜は私の自宅に泊まり、日曜日の練習後は最寄駅から無事に帰っていきました。しかし、詳しく話しを聞いてみると、実は木曜日から上京しており、その夜は東京に住む伴走者の自宅に泊まり、一緒にトレーニングを実施。翌日の金曜日は栃木の伴走者宅に泊まり、一緒にトレーニングを実施。それから東京経由で千葉入りだったのです。

谷口選手は、このスタイルで確実に力を付けてきており、その活躍はこのブログで何度も取り上げているとおりです。私もこれまで様々なランナーを見てきましたが、周りが呆れるくらいの行動力を持ったランナーは、障害の有無に関係なく自らの目標に到達する確率は圧倒的に高いと感じます。今後も今の行動力を忘れず、2016年のパラリンピックはもちろん、2020年東京パラリンピックも目指してほしいと願っております…。

つづく。

絆・16

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【絆・16】3月21日(金)から3月23日(日)の3連休を利用し、日本盲人マラソン協会主催の強化合宿を千葉県富津市で実施しました。今回は、来月開催のロンドンマラソンに出場する女子選手に絞った強化合宿でした。

ご存知のとおり、4月12日にイギリスで開催されるロンドンマラソンは、世界的にも有名なマラソン大会です。そのロンドンマラソンが今年から視覚障害者マラソンのワールドカップも兼ねることになり、日本からは4名の女子選手が招待を受けました。

まだまだ馴染みの薄い女子の視覚障害者マラソンですが、2016年のブラジルリオ・パラリンピックでの実施候補種目にもなっています。また、日本盲人マラソン協会としては、昨年4月から女子選手の強化を立ち上げていただけに、今回のロンドンマラソンは願ってもない朗報です。同時に、今回のロンドンマラソンは、いろいろな意味で重要な位置づけとなるに違いありません。

ところが、パラリンピックで実施される陸上競技は、種目毎に「3ヵ国6名以上の参加者」の条件が満たされないと、その種目が成立しないルールになっています。一般のマラソンを見ていると、そんな条件は必要ないと誰もが感じるはずです。しかし、今回のロンドンマラソンで実施される視覚障害者女子の部については、まさに3ヵ国6名だけの出場です。しかも日本から4名の選手を派遣するので、極端な見方をすると、日本選手以外に女子の視覚障害者マラソン選手は、世界にたったの2名しか存在しないことになります。もはや強化と言うより、「びっくり人間の世界」に近いのが現状なのです。

更に、オリンピックとパラリンピックの開催が公式に統合された影響もあって、パラリンピック種目の削減(メダルの価値を高める意味で)が、重要課題となっています。特に、陸上競技や水泳は障害によるクラス分けが細かいため、メダル数も多くなります。したがって、陸上競技や水泳の種目統廃合が中心に進む方向は避けられない状況でもあります。

既に、男子の視覚障害者マラソンについては、2008年の北京大会から「T12(弱視)クラス」のみとなり、「T11(全盲)クラス」の選手は、T12(弱視)クラスの単独走選手(伴走無)と同じ土俵で競うことになりました。そんな中、2012年のロンドン大会では、T11(全盲)クラスの和田選手と高橋選手が5位と7位に入賞する健闘を見せましたが、T11(全盲)クラスのみなら金メダルと銀メダルだったのです…。

そんな厳しい状況の中、逆に女子マラソンを新たに追加していこうとする朗報を何とか実現させるためにも、今回のロンドンマラソンは大きなチャンスです。そして、チームジャパンとしては上位独占を目標に、その存在を世界にアピールできることを期待しております。

皆様方の絶大なるご声援をよろしくお願いします!

絆・15

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【絆・15】今年最初の盲人マラソン強化合宿を千葉県富津市において実施しました。日程は1月11日(土)から1月13日(月・祝)にかけての2泊3日で、参加選手は男子が8名、女子が2名、選手をサポートするガイドランナー(伴走者)は10名、更にスタッフ等を含め総勢31名での強化合宿となりました。

また、今回もガイドランナーに国際武道大学陸上部の現役学生選手をはじめ、走力のある方々に参加いただいたことで、量も質も充実した強化合宿を実施することができました。まずは、今回の強化合宿にご尽力いただいた関係各位の皆様方に対し、あらためて御礼申し上げます。

はじめに、この強化合宿に初参加した新田選手を紹介します。彼は、右腕の肘から先端が先天的に欠損している障害を持っており、障害クラスで言えば「T46クラス」に該当する選手です。実は、いつもガイドランナーをお願いしている順天堂大学陸上部に所属している現役学生選手でもあり、本当に偶然知ることになった選手です。

既に皆様方も耳にしたことがあるかと思いますが、ひと口に「パラリンピックへの強化」と言っても、実はどのパラリンピック実施競技に関しても選手層が極端に薄く、新しい選手を発掘・育成していくことは最重点課題であるのと同時に、それが極めて難しい状況でもあります。

そんな中、いつもガイドランナーをお願いしている陸上競技の名門大学でもある順天堂大学陸上部にパラリンピックを目指せる新田選手が所属していたのです。まさに「灯台下暗し」です。早速、今回の強化合宿に参加を呼びかけ、初参加となりました。

と、言いつつ腕の障害は視覚障害と同じで、自身の脚で走ったり跳んだりするため、日頃は一般選手と全く同じ土俵で競技をすることも可能です。したがって、今回の合宿でも視覚障害選手と同じトレーニング内容で切磋琢磨することができます。

◆合宿1日目:午後/体幹トレーニング+調整jog+1k走。◆合宿2日目:早朝/調整jog、午前/30k走、午後/動作解析勉強会+調整jog。◆合宿3日目:早朝/調整jog、午前/1k×10本(ロードで実施)、午後/解散。

そんな新田選手も合宿初日は緊張した面持ちでしたが、パラリンピックに出場した選手たちと一緒に走り、宿舎では同室になることで、2日目からは本来の明るさも見えてきました。そして、最終日のトレーニングでは積極的に集団をリードし、力のあるところも見せてくれました。

合宿終了後、「2日目の日間走行距離は自己最高の53kを走れました」と、新田選手は初参加の強化合宿でしたが、何か自信をつかんだ様子がこちらにも伝わってきました…。

さて、冒頭にも記載したとおり、新しい選手の発掘・育成は待ったなしの状況です。しかし、今回の新田選手同様、かくれた逸材は必ず存在します。同時に、新しい選手を発掘・育成するための様々なプロジェクトや対策も必要不可欠です。

しかし、いつでも新しい選手を受け入れられる態勢をキープしていくためにも、地道な強化合宿の継続は強化全体の土台となります。今年もこのことを肝に銘じて取り組んでいきます。

つづく。

※毎週1回の更新を継続してきたこのブログも、おかげ様で「300回」となりました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

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