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3.マラソントレーニング(大会) Archive
2025冬を走る・3
- 2025-12-16 (火)
- 3.マラソントレーニング(大会)

【2025冬を走る・3】先日の12月14日は、奈良マラソンが開催されました。そして、同大会の女子マラソンの部は、私がコーチしている山口遥選手が7連覇を達成することができました。たくさんの応援ありがとうございました。
さて、奈良マラソンは、2010年からはじまった大会です(詳細は割愛します)。当時、マラソン関係の恩師から「第1回奈良マラソンに選手を派遣してほしい」と、打診されました。ちょうど、私がコーチしている市民ランナーの中で、2時間50分以内で走れる女性市民ランナーが数名したので、その方々を招待選手として派遣しました。
もちろん、私も第1回大会に帯同しました。現地入りしてコースを確認すると、「まるでジェットコースターのような起伏」が連続するコースに驚きました。当時は、「これだけ厳しいコースだと参加者は集まらないのでは?」とも思いましたが、今では全国的にも人気のある大会へ……。
今年で16回目となりましたが、ありがたいことに第1回大会から途切れ目無く選手(招待選手)を送り出せております。まさに、奈良マラソンと共に成長してきたとも言えます。あらためて、大会関係の皆様に感謝申し上げます。
今大会において、山口遥選手が7連覇を達成しましたが、私の選手(市民ランナー)が初優勝したのは、第5回大会(2014年)になります。そのときの優勝も山口遥選手でした。第1回から招待選手としてお招き頂いてきたのに、大会関係者に優勝で恩返しができたのは、第5回大会だったのです。
ところが、第6回大会から再び優勝からは遠ざかり、次の優勝は第9回大会(2018年)の山口遥選手でした。そして、山口遥選手は今年の第16回大会において7連覇を達成するまでに……(第11回大会は中止)。
コーチの私から話すのもおこがましいのですが、連覇を重ねていくことや何年も連続で同じことを継続していくことは相当難しく、最も価値のあることのひとつだと考えております。その理由は多々ありますが、最も偉大な点は「心と体の健康」を長期間にわたって維持している点でしょうか。
私の主観ですが、何事も2年連続(連覇)までは無欲で達成できます。しかし、3年連続以上になると、プレッシャーが一気に高まり、これまでと同じことを継続していくことが格段に難しくなっていくのです。
同様に、自分自身が継続しているつもりでも(したくても)、自分を取り巻く環境はどんどん勝手に変化していくので、結果的には同じことを継続していくことの難易度は年々上がっていきます。そして、継続していくことの難しさから心のバランスを崩すケースも多く、その悪影響は肉体面(日々の練習)にも伝播していくパターンが多いとも感じます(そして、静かに消えていく……)。
そんな視点から考察しても、7連覇を達成した山口遥選手はアッパレと言えるでしょう!
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2025秋を走る・12
- 2025-11-21 (金)
- 3.マラソントレーニング(大会)

【2025秋を走る・12】11月15日土曜日は、千葉県木更津市にあるオーエンススポーツフィールド陸上競技場において、「オーエンストラック競技記録会」が開催されました。いわゆる陸上記録会です。
この記録会は、地域の中学や高校の陸上部がメインとなる地元密着型の記録会です。したがって、千葉県富津市富津公園を練習拠点にしている我々のクラブチームも毎年出場しております。もちろん、中学生や高校生の中に、ひときわ年齢の高いマスターズ選手が便乗しているようなイメージになりますが……。
大会関係者の皆様、いつもありがとうございます。
さて、陸上記録会と言えば、各大学で開催されている長距離記録会が一般的でしょうか。そして、近年はそれらの記録会に中学生から実業団までのトップ選手たちが集い、好記録を連発している流れがすっかり定着しています。
具体的には、日中の暑さを避け、涼しくなってくる日没後にスタート時間を設定します。さらに、目標タイム別に組み分けをし、その組ごとにペーサーを付けて記録を狙うのです。例として、5000mで15分突破を狙う組には、400mを72秒でキッチリと刻めるペーサーがレースを引っ張ります。
したがって、レース中の駆け引きなどはほとんど無く、とにかくそのペースに最後まで付いていくだけです。例えると、流れるプールに身を任せ、その中を泳いでいるイメージでしょうか。もちろん、大学記録会の多くは国際陸上競技連盟(IAAF)や日本陸上競技連盟が定めたルールや基準に従って行われる大会なので、その記録は公認されます。
特に、この時期は箱根駅伝に向け、「〇〇大学の〇〇選手が自己記録を更新した」など、多くの情報が飛び交います。ところが、その好記録を引提げて箱根駅伝に挑むのですが、額面通りに快走できる選手は意外に多くないと感じるのは、私だけでしょうか。
つまり、上記したような条件の整った記録会で自己記録を更新できても、実際の駅伝は昼間に開催されます(ナイター箱根駅伝は存在しない)。もちろん、区間ごとにコースや距離も違い、タスキを受け取る順位やライバルチームとのタイム差も常に違います。要は、選手は速さよりも強さを試されます(どんな状況下でも単独走ができる選手)。
これから年末に向け、千葉県富津市富津公園においても、箱根駅伝に出場する大学や選手たちが走り込んでいる姿を多く拝見するようになります。そして、各大学のノウハウで、記録会仕様から駅伝仕様に切り替えていく調整が進んでいきます。
駅伝ファンのひとりとしては、とても楽しみな駅伝調整期に入っていきます……。
※11月16日に開催された神戸マラソンにおいて、日本ブラインドマラソン協会・強化スタッフでもある弓削田眞理子氏(67歳)が、「2時間59分2秒」の驚異的な年代別世界記録を達成しました。おめでとうございます!
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2025秋を走る・1
- 2025-09-03 (水)
- 3.マラソントレーニング(大会)

【2025秋を走る・1】猛暑の中での開催も懸念されていた今年の「北海道マラソン」でしたが、当日の気温は30度を超えることなく、無事に終了しました。また、今年も視覚障がいの部を実施いただき、パラリンピックを目指す強化指定選手はもちろん、一般の視覚障がいランナーたちも多数出場することができました。
まずは、大会関係者のご理解とご尽力に対し、あらためて御礼申し上げます。
さて、今大会は「MGCシリーズ2025-26(男子G2/女子G2)」に指定された大会でした。したがって、「2時間12分00秒以内で日本人男子3位以内、2時間32分00秒以内で日本人女子3位以内」の選手には、ロサンゼルス五輪マラソンの最終選考会となる「MGC」の出場権が与えられます。
果たして結果は……。
男子は上位3選手が2時間12分を突破。女子は上位2選手が2時間32分を突破し、男女5名の選手が、MGCの出場権を獲得しました。そのレースは男女ともMGC出場設定タイムを突破できるか否か、ギリギリのタイムを維持しながらゴールまで競い合う展開となりました。
特に、男子の3位に入賞した選手は2時間11分59秒でゴールし、女子の2位に入賞した選手は2時間31分57秒でゴール。ともにあと数秒遅ければ、MGCを逃していた本当にギリギリのタイムでした。
また、同大会のコースは、ゴールに向かう最後の直線道路が数百メートル続きます。したがって、最後のゴールはトラックを走るコースよりもスパートのタイミングなどがつかみにくく、最後の数秒を押し込むのは難しい……(安田の主観)。
そんな中、最後のスパートで、その数秒を押し込んだ粘り強さは称賛に値します。そして、これも私の主観になりますが、42.195kを走ってきて「2時間59分59秒」でゴールするとか、自己記録を「1秒更新」するなど、最後の粘り(押し込む力)で、目の前の壁を突破できる選手は、本当に勝負強いと感じます。
今大会もゴール地点で選手たちの帰りを待っていましたが、その「数秒を押し込む力」は、久々に「手に汗握る」ゴールシーンでした。一方、視覚障がい選手たちもよく健闘しましたが、MGCを獲得した選手たちのような粘り強さは少し欠けていました……。
しかし、ロサンゼルスパラリンピックを目指す上で、最も重要な課題を確認することができた大会であった点は、逆に収穫でもありました。
※おかげさまで、今回の投稿でこのブログも900号となりました(1回/週の投稿)。
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2025春を走る・12
- 2025-05-25 (日)
- 3.マラソントレーニング(大会)

【2025春を走る・12】埼玉県熊谷市において、東日本実業団陸上競技選手権大会が開催されました。同大会は、実業団登録をしている選手たちが出場する大会ですが、視覚障がい選手の「1500mと5000m」も実施頂くようになって、10年が過ぎました。
最近は、パラ種目を実施頂いているい陸上競技大会も増えてきましたが、その先駆けのひとつとなった大会が、この東日本実業団陸上競技選手権大会なのです。あらためて、大会関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
さて、実業団選手と言えば、多くの人が長距離・マラソン選手のことを指していると考えます。ところが、ここ数年の東日本実業団陸上競技選手権大会においては、かなり状況が変わってきています。参考までに、今年の同大会にエントリーしている種目別の人数を確認すると……。
実は、エントリー人数の最も多い種目は、「男子100m」なのです。そして、その人数はなんと「310名」。参考までに男子5000mのエントリー人数は、160名です。実業団陸上と言えば、5000mなどの長距離種目をイメージするのが一般的ですが、今や男子100mにエントリーしている選手の方が圧倒的に多いのです。
さらに、驚きなのは、この大会は選手権大会なので、単なる記録会ではありません。つまり、順番を決める大会です。ところが、310名もエントリーしている男子100mは、どのような予選をして、最後の決勝進出者8名に絞っていくのでしょうか。
大会プログラムには、「予選35組0着+8」と記載してあります。つまり、予選からガチンコ勝負をし、予選35組を走った上位8選手が決勝進出になるのです(但し、決勝以外の上位24名でB、C、D決勝を行う)。もちろん、私は長距離が専門ですが、こんな予選方法で決勝進出者を決める100mは見たことがありません。
その昔、1984年に開催されたロサンゼルス五輪で、カール・ルイス選手が4冠を達成しました。当時は、日本人が100mやリレー種目で世界と勝負することなど、全く考えられない時代でした。あれから40年、日本人は9秒台に突入し、400mリレーにおいては五輪でメダルを獲得。その記録もカール・ルイス選手たちが当時樹立した世界記録を上回るレベルにまで到達したのです。
そして、東日本実業団陸上競技選手権大会も今年で67回目になります。ついに、男子100mにエントリーしている選手数が、男子5000mのエントリー数を超える時代になったのです。まさに、「強化と普及の両輪がその競技の発展を左右する」と言われていますが、男子100m(短距離)はそれを体現したお手本です。
また、実業団選手以外のランナーを市民ランナーと呼びますが、短距離界も「市民スプリンター」が活躍する時代に……。
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2025春を走る・1
- 2025-03-07 (金)
- 3.マラソントレーニング(大会)

【2025春を走る・1】先日の3月2日は、東京マラソン大会が開催されました。ところが、前週の大阪マラソン大会とは真逆のコンディションとなってしまい、出場した選手たちは暑さとの戦いとなりました。
一般的には、12月から3月上旬の気温は10度前後で安定しており、いわゆるマラソンシーズンとも言われております。ところが、逆に15度を超えるような気温になると、身体が暑さに慣れていないことも相まって、走っている選手たちにとってはある意味、夏マラソンに匹敵するような苦しい体感になります。
今年の東京マラソン大会は、まさにそんな過酷なコンディションだったとも言えます。また、夏マラソン攻略方法のカギは、「前半を抑えて後半ペースアップ」する走法。いわゆる「ネガティブスプリット」の実戦が重要ポイントのひとつになると考えます(詳細は割愛)。
さて、今回の東京マラソン大会は記録を狙える世界屈指の大会でもあるので、男子については、ペースメーカーが3段階に設定されていました。具体的には、「第1グループ:2分52秒~53秒/k」、「第2グループ:2分55秒~56秒/k」、「第3グループ:2分57秒~58秒/k」の3グループです。
スタート後、日本人選手は「第1グループに1名」、「第2グループに数名」、「第3グループに多数」。テレビ観戦で確認した状況ですが、日本人選手たちも積極的に記録へ挑戦していました。
ところが、上記したようにレース後半は気温が20度前後まで上昇し、中間点以降はどの選手も暑さに苦しむ状況へと追い込まれていきました。そんな中で、日本人選手の1位は、市山翼選手が第3グループから後半追い上げ、2時間6分00秒の自己新記録でゴール。しかし、総合順位は10位。世界の壁は厚かったとも言えるのでしょうか。
参考までに上位8選手たちが、中間点通過時に上記したどのグループで走っていたかを確認してみました。「1位~4位と7位の選手:第1グループ」、「5位の選手:第2グループ」、「6位と8位の選手:第3グループ」。
一方、日本人選手の上位6選手は、「日本人1位~2位と5位の選手:第3グループ」、「日本人3位~4位と6位の選手:第2グループ」。また、スタートから第1グループで健闘していた選手は、力尽きて途中リタイヤ。
この結果を振り返ると、世界のトップ選手は、「最初から攻め、暑くなった後半もゴールまで粘り倒した(暑さの中でも極端なペースダウンを回避した)」。一方、日本人選手は「最初から第3グループで力を温存しながら走っていた選手たちが、後半ペースアップして日本人上位でゴールした(勝負に絡めなかったが、暑い中でのマラソン攻略はできていた)」。
もちろん、私がこの結果を正確に分析することはできませんが、世界は暑い中でも積極的に攻めていく選手が増えてきているのは確かなようです。また、オリパラなど世界的に大きな大会は夏開催がメインなので、「日本人でも暑い中ならマラソンで勝負できる」と言われてきました。
しかし、その考え方をあらためていく時期かもしれません(パラも)……。
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2024冬を走る・13
- 2025-02-26 (水)
- 3.マラソントレーニング(大会)

【2024冬を走る・13】先日の大阪マラソン大会はマラソンファンの期待どおり、好記録が続出するレースとなりました。そんな中、日本人1位は、初マラソンの近藤亮太選手が初マラソン日本最高記録を樹立。また、「初マラソン初優勝」の快挙まであと少しでしたが、とても感動的な走りでした。ありがとうございました。
さて、そんな好記録続出だった大阪マラソン大会でしたが、残念なことに30.5kの折返し地点を間違えるアクシデントが発生しました。もちろん、テレビ観戦をしていてもその誘導ミスは、瞬間的にわかりました。幸い、先頭集団の選手たちが長く走った距離は約30m程度だったので、その被害は最小限(?)だったようです。
あらためて、マラソンコースに関する国際ルールだと、「距離の誤差は、42.195kの0.1%よりも長くなってはいけない」。つまり、今回はたまたま偶然、15m先に固定中継カメラが設置してあり、あたかも折返し地点のようだったので、先頭集団の選手たちはそこを折返した(したがって、42mよりも短くなった)。もしも、このカメラが22m先に設置してあったなら、先頭集団の選手たちは全員が失格になっていたのです。
また、このときのロスタイムを考慮すると、あと数名の日本人選手が2時間5分台でフィニッシュしていた可能性は高かったと思われます。いずれにしろ、国際マラソン大会の運営常識としては考えられない失態だったことは確かです。
実は、このようなマラソン大会などのロードレース大会における誘導ミスは過去にも発生しています。かくいう私が30数年前の現役時代に出場した別府大分毎日マラソン大会でも起こりました。もちろん、今のコースとは違いますが、先頭を独走していた海外選手が折返し地点手前で折返したテレビ中継車などについていき、そのまま先頭でゴール。しかし、ゴール後に失格。私は自分がゴールした後にそのことを知りましたが、何とも気の毒なアクシデントでした。
また、ある日本陸連公認のハーフマラソン大会で、選手に帯同したときのことです。いつものように、選手たちのスタートを見送り、ゴール地点で選手を待っていると、ゴールしてくる選手たちのタイムが、明らかに1分以上は速いのです。私は直ちに審判長を見つけ、「途中で誘導ミスがあったのでは?」と、確認のために抗議しました。
案の定、その審判長は「公認大会なのでそんなことはあり得ない」との一点張りでした。ところが、大会後日に審判員のミスで、折返し地点に設置するはずのコーンをかなり手前に置いてしまったことが発覚しました。もちろん、大会運営の中においても「選手誘導」に関することは、最重要項目のひとつなはずですが……。
しかし、同じようなミスはどこの大会においても起こり得る可能性があるとも言えるのでしょう。あらためて、今回の大阪マラソン大会における誘導ミスは、これ以上の大きな問題には発展しないと思われますが、今後も有効な対策は本当にあるのでしょうか……。
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2024冬を走る・9
- 2025-01-30 (木)
- 3.マラソントレーニング(大会)

【2024冬を走る・9】先日の大阪国際女子マラソン大会は、久々に自宅でのテレビ観戦となりましたが、マラソンファンとしてはとても見応えのあるレースでした。まずは、出場された選手の皆様、たいへんお疲れ様でした。
その中においても、日本人1位(2時間21分19秒)でゴールした小林香菜選手の走りは見事でした。その小林選手は、昨年の12月に開催された防府読売マラソン大会において、2時間24分59秒の自己新記録(当時)で優勝していました。
実は、防府読売マラソン大会は視覚障がい女子マラソンの日本選手権も兼ねているので、私も毎年現地で選手たちを応援しております。特に、昨年12月の同大会はひときわ軽快なピッチ走法で女子の先頭を走っていたのが小林選手だったので、その姿はハッキリと記憶しております。
また、私はいつもの場所から応援していましたが、目の前を通過する小林選手のタイムを見て、すぐに記録の計算ができませんでした。つまり、小林選手の通過タイムが想定以上に速過ぎて、頭の中でゴールタイムの予測ができなかったのです。
また、同大会での後半も今回の大阪国際女子マラソン大会で見せたような単独走になっていましたが、軽快なピッチ走法はゴールまで衰えることなく、素晴らしいタイムでゴールしたのです。その時マークした「2時間24分59秒」は、全国ネットでテレビ中継されているマラソン大会以外の大会で記録した国内女子最高記録だと思われます(安田の記憶では)。
もちろん、私もゴールでその姿を拝見していましたが、その快走と快記録に驚きました。
そして、先日の大阪国際女子マラソン大会に小林選手の名前があったので、「これは間違いなく上位でゴールする!」とマラソンファンのひとりとして大いに期待をしておりました。案の定、先頭集団がばらけた30k以降の単独走は、見事な追い上げと粘り強さでした。
さて、小林選手の競技歴や日ごろの練習などが、ネットニュースなどに多数掲載されていましたが、「月間走行距離が1200kを超えている」との話もありました。特に、女子選手については、ほっとけば「いつまでも走っている(走るのが大好き)」と言った持ち味を持っている選手はほぼ間違いなく、マラソンが速くなります(安田の経験上)。
同時に、この「いつまでも走り続けることができる(走るのが大好き)」能力は、女子選手にとってはスピードの有無よりも重要な素質のひとつと考えます(詳細は割愛)。そして、この古くて新しい「たくさん走れる能力」を持っている小林選手が、今年の東京世界陸上選手権でも快走してくれると、大いに期待しております。
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2024冬を走る・8
- 2025-01-25 (土)
- 3.マラソントレーニング(大会)

【2024冬を走る・8】大阪国際女子マラソンを皮切りに、各地でマラソン大会が目白押しとなります。また、マラソンのコンディションとしては最も安定する季節なので、各大会での好記録も期待できます。果たして、男女の日本記録更新が達成されるのか?マラソンファンのひとりとして、大いに期待したいと思います。
さて、2月2日に開催される別府大分毎日マラソン大会へは、富津合同マラソン練習会において切磋琢磨してきた20名前後の仲間たちが出場します。また、この出場人数は、同練習会においては過去最高かもしれません。
その別府大分毎日マラソン大会は、昔から「新人の登竜門」と言われてきた大会です。近年においては、箱根駅伝で活躍した学生選手たちが、箱根駅伝後にそのまま同マラソン大会に挑戦するケースが増えています。
今年の大会も、青山学院大学や國學院大學など、箱根駅伝で活躍した大学から多数の選手がエントリーしています。特に、箱根駅伝においては、主力区間で活躍した選手たちには注目が集まります。また、マラソンの場合、初マラソンの方がプレッシャーもなく、逆にのびのびと走れるメリットもあります。
これについては、学生選手だけでなく、実業団選手についても初マラソンから快走するケースは増えていると感じます。もちろん、シューズの進化など様々な要因があることも確かですが……。一方で、初マラソンの記録が生涯記録となり、引退までにマラソンを何度も走ったにもかかわらず、自己記録を更新した経験が無い選手も意外と増えています。
もちろん、オリンピックを目標にしているトップ選手たちにとっては、自己記録の更新回数など気にすることもなく、初マラソンであろうと、記録を狙って走ることが重要であるのも確かです。
今大会も学生選手の中から「初マラソン初優勝」の快走を体現する選手が出てくるかもしれません。まさに新人の登竜門に相応しい選手が飛び出てくるかを、マラソンファンのひとりとしても注目していきたいと思います。
そして、いよいよ最後の1週間に入りますが、トレーニング量を落とし、回復優先で挑戦してほしいと思います。また、インフルも流行っているので、マスクの着用や手洗いうがいなども忘れないように……。
「迷ったら休養」です。
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2024秋を走る・12
- 2024-11-28 (木)
- 3.マラソントレーニング(大会)

【2024秋を走る・12】先日の11月24日は、各地でマラソン大会が数多く開催されていました。また、当日は天候にも恵まれた地域が多く、絶好のマラソン日和になった大会も多かったのはないでしょうか。もちろん、富津合同マラソン練習会で切磋琢磨してきた仲間たちもそれぞれの大会に出場し、練習会での成果を発揮していました。
一方、千葉県木更津市においては、陸上競技場において公認記録会が開催されました。この時期になると、多くの公認記録会は長距離種目に特化されていくことが多いのですが、今回の公認記録会は短距離種目も実施され、多くの中学生や高校生たちも出場していました。
一般的には、概ね11月を過ぎると気温も下がってくるので、短距離選手たちは冬季練習に入っていきます。したがって、短距離選手たちが11月以降の公認記録会(屋外)に出場することは減少していきます(ほぼ見ない)。
ところが、千葉県の房総など、国内には年間を通じて比較的温暖な地域も多く、個人的には「地域によっては短距離種目も年間を通じて記録会(屋外)などを開催できるのでは?」と考えたりもします。もちろん、私は長距離・マラソンが専門なので、これ以上のことは言えませんが……。
しかし、公認記録会の短距離種目に出場していた中学生や高校生たちの生き生きとした姿はとても印象的でした。同時に、顧問の先生方も短距離種目の公認記録会や大会そのものが少ない点を悩んでいました(長距離種目と比較して)。
と、言いながら公認記録会を簡単に開催することは難しく、多くの方の協力や準備が必要なのは言うまでもありません。ところが、公認記録会の肝となる公認審判員の方々がかなり高齢化しており、公認記録会を開催するために必要な公認審判員の人数が、あきらかに不足しているのも確かです。
さて、陸上記録会は、若い選手がチャンスをつかめる貴重な場である点は、今も昔もゆるぎないことです。かくいう私も10代のころから出場していた記録会で少しずつ自信をつけ、大きな大会に挑んでいった経験があります。
高齢化社会と言われる昨今ですが、残念ながら陸上記録会にもその影響が、出てきているのが現状でしょうか。少なくとも、若者たちの夢を育む様々なスポーツイベントにまで、その影響が及ばないことを……。
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2024夏を走る・12
- 2024-08-16 (金)
- 3.マラソントレーニング(大会)

【2024夏を走る・12】パリ五輪が閉幕しました。あらためて、日本選手団の皆様、たくさんの感動と元気をありがとうございました。また、金メダルランキングでは「世界3位」と、いつの間にか日本は「スポーツ大国」と言われる位置に……。
男女のマラソンも、赤崎選手と鈴木選手が自己記録を更新しての6位入賞と健闘しました。特に、個人的には五輪と言う世界最高峰の大会で自己記録を更新したことが素晴らしいと感じました(最高の状態に仕上げ、最高の大会に挑めた調整力)。
また、男女のマラソンとも、金メダリストの記録は五輪新記録でした。一方、パリ五輪のマラソンコースはかつてない過酷なコースと言われていましたが、逆に全体的にも記録が良かったような(結局は苦しくなってくる30k以降が下り基調だったからか?)……。
そこで勝手ながら過去の五輪マラソン記録をピックアップしてみました(当日の天候やシューズなどは不問)。
<2012年ロンドン大会>男子マラソン:金2時間8分1秒、銀2時間8分27秒、銅2時間9分37秒、8位2時間12分17秒、20位2時間15分26秒、30位2時間17分0秒、40位2時間18分34秒、2時間15分以内17名。女子マラソン:金2時間23分7秒、銀2時間23分12秒、銅2時間23分29秒、8位2時間25分11秒、20位2時間28分12秒、30位2時間30分13秒、40位2時間31分58秒、2時間30分以内28名。
<2016リオ大会>男子マラソン:金2時間8分44秒、銀2時間9分54秒、銅2時間10分5秒、8位2時間11分49秒、20位2時間14分24秒、30位2時間15分36秒、40位2時間17分44秒、2時間15分以内23名。女子マラソン:金2時間24分4秒、銀2時間24分13秒、銅2時間24分30秒、8位2時間27分36秒、20位2時間31分22秒、30位2時間34分36秒、40位2時間36分32秒、2時間30分以内15名。
<2021年東京大会>男子マラソン:金2時間8分38秒、銀2時間9分58秒、銅2時間10分0秒、8位2時間11分41秒、20位2時間15分11秒、30位2時間16分35秒、40位2時間18分27秒、2時間15分以内19名。女子マラソン:金2時間27分20秒、銀2時間27分36秒、銅2時間27分46秒、8位2時間30分13秒、20位2時間33分15秒、30位2時間34分52秒、40位2時間36分38秒、2時間30分以内7名。
<2024年パリ大会>男子マラソン:金2時間6分26秒、銀2時間6分47秒、銅2時間7分0秒、8位2時間8分12秒、20位2時間10分9秒、30位2時間11分32秒、40位2時間12分34秒、2時間15分以内55名。女子マラソン:金2時間22分55秒、銀2時間22分58秒、銅2時間23分10秒、8位2時間26分1秒、20位2時間29分20秒、30位2時間30分20秒、40位2時間31分58秒、2時間30分以内26名。
以上、ロンドン大会以降の男女マラソン記録を記載しましたが、やはり男子は今回のパリ大会が過去最速レースだったと言えるかもしれません。一方、女子は全体的にもロンドン大会とほぼ同じような記録でしたが、金メダリストが五輪新記録だったので、パリ大会の方が速かった?
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